TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

別に忘れてもいいんです

別に忘れてもいいんです。1回聞いただけ、1回見ただけで記憶にとどめることなどできるわけがないのですからね。一部の天才を除いては誰もほぼ同じです。でも、忘れたことを放置してはいけません。忘れたら再度覚えなおすのです。何度も覚えなおすのです。何…

授業進度が異常に速い

最近、中学校の授業や定期考査などに関して、ネット上で話題に上がることは次の通りです。 ①授業進度が速い ②試験範囲が広すぎる ③定期考査の平均点が低い ツイッターを眺めていると全国の塾の先生方が上記のことを嘆いておられます。実際、私自身も同様のこ…

尊い10分

昨日(11月19日)の会話です。 生徒:先生、もう10分だけ頑張ります。 先生:よし、値打ちのある10分や、頑張れ。 この生徒は中3男子。この日は授業日ではなく自習で塾に来ていた。うちの授業は22:05で終わり。自習の生徒もだいたい22:00頃には終わる。熱心…

入塾前の無料講座も問題だけど、入塾後の有料講座も問題

冬期講習を無料で受講できる塾が増えていますね。大手塾はほとんど何らかの無料講座を導入しています。消費者からするとありがたいのですが、少し冷静にならなければなりません。何事にもお金はかかりますから、無料ということはどこかで犠牲になっていると…

5回やらないとできないなら5回やればいい

「先日、生徒に言ったこと」 確かに1回や2回やったくらいで覚えられる生徒はいる。でも、5回、6回やらないと覚えられない生徒もいる。それは人による。人によって違うねんから自分はどのレベルなのかをちゃんと分かった上でやるしかない。10回やらないと覚え…

ダメ元で受験しろとはいったい…

2月中旬、私学入試発表が終わって「さあ、公立入試(一般選抜)!」というう段階で、ある生徒が「『ダメ元で特色選抜を受けてみたらどうだ』(※奈良県の場合は一般選抜の3週間ほど前に特色選抜入試がある。)と学校の先生から言われました。」とポツリ。たま…

英才教育よりも遊び

遊びは刺激である。だからしっかり遊べば脳は鍛えられる。いろんな遊びを経験し遊びを通していろいろな情報をインプットすればすれば、脳は相当鍛えられる。遊びを通して様々な刺激を脳に与えるのだ。子供の頃、特に小学校を卒業するまではしっかりと遊ばせ…

英語の偏差値60以上を突破したいなら、意味だけでなく文法的に考えないとダメ①

英語の偏差値を60以上にしたければ文法で考えないとダメですね。偏差値50台以下の生徒の多くが英語学習は「意味」中心なのです。覚えている単語の意味だけで考えるのです。それもなんとなくざっくりと考えるんですよ。 例えば、He plays tennis well.という…

子供部屋にはカレンダーと時計を

先日、中1の生徒に尋ねたら、自分の部屋にカレンダーがある生徒があまりいませんでした。子供部屋には時計とカレンダーは必須です。あるだけ意識は違ってきます。長期の視点を植え付ける上で最重要アイテムと思います。うまくいけば、「勉強しなさい」と言う…

平均点があるから大丈夫なんて言ってるうちは平均点しか取れない

「平均点があるから大丈夫」「平均点ないからだめだ」生徒たちの間には謎の平均点信仰のようなものがる。しかし、これを気にするのは上位の生徒ではない。平均点前後の学力の生徒である。「良い点数を取りたい」や「上位の学校へ行きたい」と言いながら平均…

稲田塾のこと⑦

先日、ある私学の先生が塾に来られたのですが、その先生が私の前の職場である稲田塾にたへん興味を持っておられて、いろいろ話をしていたのです。稲田塾がなくなって(馬渕教室に変り)随分と経ちました。最近では稲田塾の名前さえ知らない人も増えて来まし…

できる生徒に見られる5つの特徴

できる生徒はもちろん勉強量が多いのですが、それ以外にもはっきりとした特徴が見られます。私が普段から見ているできる生徒の5つの特徴をまとめてみます。 ①教科書をよくみている 問題を解いていて分からないことがあれば、まず教科書を確認します。どこに…

今はつまらないことで盛り上がっていますが…

先週のことですが、小6に少し難しい算数の問題を解かせていました。 その時の様子は次の通りです。 生徒:わあ、難しそう…見たことないな。 先生:黙ってやりなさい。 生徒:ホンマに難しいやん。全然わからへん。何これ、ナニコレ珍百景やん、ホンマにナニ…

中間テストの仕上げ

勉強は仕上げが大切です。ワークをやっても身につているとは限りません。覚えたと思ってもいつまでも覚えているとは限りません。間違えた問題にも再トライしなければなりません。ですから、テスト直前はこの仕上げの時間がどれだけ取れるかが物を言います。…

本日の授業/10月10日(土)

台風は南にそれてくれましたので暴風警報は発令されず、大きな心配はなくなりました。雨も穏やかになりつつあります。大雨警報が出ていますが(11:50現在)、本日は予定通り中学生の授業を行います。しかし、ご家庭付近の安全状況を十分にご確認の上、気を付…

中学生になるまでに身につけたい力③

それは言うまでもなく記憶力・暗記力ですね。小学校と中学校の勉強の違いの一つは求められる知識の量です。中学生の勉強はとにかく覚えるべきことが多い。おどろくほど多いのです。英語や社会科などはその代表的教科ですが、実は実技教科も暗記がたいへんな…

中学生になるまでに身につけたい力②

伸び悩む生徒の特徴の一つとして見られるのが、分からない問題を見るとすぐに諦めてしまうということですね。思考を要する問題、ややこしい設定の問題、いくつかのステップを経る問題などです。こういう問題になると驚くほど諦めるのが早く、すぐに解答を見…

中学生になるまでに身につけておきたい力

中学生になるまでに身につけておきたい力の一つは「漢字力」だ。この漢字力が学力全体を支えていると言っても過言ではない。どの教科も学習内容が高度になると専門用語が増える。国語だけでなく社会・理科でも結構難しい言葉が増える。たとえば、歴史で登場…

そんなこともできないで中学生になってはいけない

中学生に理科を教えていて驚くことが、比をきっちりと理解している生徒が非常に少ないことですね。もちろん、上位の生徒は良いのですが、2番手以下の生徒になると全く分かっていないと言っても言い過ぎではないのです。比は小6で学習するのですが中1の1学期…

奈良県令和3年入試の定員発表

9月30日、令和3年度公立入試の定員が発表になりました。 詳しくはリンクを確認してください。 http://www.pref.nara.jp/secure/235624/R3bosyujinin.pdf 気になっていたのは、令和3年の開校が見送られた県立大学付属高校の定員分がどうなるのかとう点ですが…

見直しできなかったという言い訳

テストの得点が悪い生徒に理由を尋ねると「ちゃんと見直しをしていませんでした」あるいは「見直す時間がありませんでした」という返答がたまにあるのですが、これはおかしいですよね。何がおかしかというと「見直し」がいったいどういうものなのかを分かっ…

将来の夢とか職業とか…

私は子供の将来の夢は何でも構わないし、ころころ変わってもいいと思っている。成長とともにどんどん変化すればいいし、それはダメなことではない。成長している証拠だともいえる。大事なことは将来に意識が向いていることであり、希望を持っていることだ。…

二つの賀茂社

ちょっと前のことです。お盆休みの頃でした。久しぶりに京都を訪れました。人は少ないと聞いていたのですが、想像以上にがら空きで驚きました。あんなに人がいない京都は初めてでしたね。貴船のあたりは混雑していましたが、他はスイスイいきました。さて、…

稗田阿礼と賣太神社

稗田阿礼と言えば古事記の編纂に携わった7世紀半~8世紀初めの舎人です。記憶力が群を抜いて素晴らしく、難解な漢字もすぐ覚えアクセントも一度聞けば忘れなかったといいます。その能力がかわれて太安万侶とコンビで古事記編纂に携わったというのは有名な…

受験勉強に関する過去記事リンク 

最近、ブログの更新を怠っておりますが、なかなか気持ちが入らないのです。ブログのネタは常に集めていますので、書くときには一気に書きたいと思います。ということで、過去記事のリンクを貼っておきますので、よろしければお読みください。受験勉強をテー…

子供は誰を尊敬しているのか(再掲)

尊敬できる人の存在が子供の人格形成や将来の目標を設定する上で、たいへん重要である。やはり尊敬する人からの影響は絶大で、知らず知らずのうちに真似をするようになるものである。では、子供は一体だれを尊敬しているのだろうか…私はたまにこんなことを尋…

生徒の忘れ物とその言い訳で思うこと

生徒に宿題を忘れた理由を尋ねると ・連絡帳をなくしました ・連絡帳に書くのを忘れました ・連絡帳を見るのを忘れました ・連絡帳に日付を書いていなくて分からくなりました ・連絡帳に書かずに別のところに書いたのでわからなくなりました 「連絡帳」とい…

塾に通うということは雰囲気や空気を買うということ

学校には学校の雰囲気があり、塾には塾の雰囲気があります。でも塾にはそれぞれの雰囲気があり、塾はどこでも同じ雰囲気というわけではありません。もちろん同じ塾内でも学年によって雰囲気は違います。小5と中3が同じ雰囲気というのは変な話ですからね。塾…

学校、どうなってるんだ?

最近よく話題になるのですが、生徒の日傘を禁止する学校があるようです。(推奨すしている学校もあります)理由は「手がふさがって危ないから」ということのようです。いったい何を言ってるんでしょうか…雨傘との違いはどこにあるのでしょう?この異常なまで…

「目の下の隈」は英語でどういう…

「bear under the eyes」 「ちょっと待て!」と思わず突っ込んだ。 「目の下の隈」は英語でどう表現するかが気になりとりあえず、google翻訳に任せてみた。すると、「bear under the eyes」 と訳したのだ。さすがに笑った。いくら何でもダメだろう。でも、お…