TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

偏差値50は何も分かっていない

 一般的に偏差値50というのはその試験の平均点ということだから、50があれば安心する生徒がいる。でもテストにもよる。全国レベルの模試で偏差値50と県内レベルの偏差値50では世界が違い過ぎる。県内模試だと偏差値50では相当低いと思った方がいい。ただし、県による。実際、都道府県のレベルもそれぞれだ低い県も高い県もある。

 偏差値が価値を持ち始めるのは60超えてからだ。60取ればまあまあだと言えるし、65以上で上位校を狙うイメージが持てる。60台後半でトップを狙えるようになる。大学進学を考えるなら偏差値60の高校がギリギリラインだ。上位の大学を考えるのなら偏差値65は意識したい。大学進学を見据えてるならば偏差値50なら話にならないのだ。もちろん、生徒いよるし徐々に伸びる生徒もいる。実際、塾講師から見て偏差値50の生徒は何も分かっていないのだ。英語なら偏差値50の中3生徒だと「時世」理解ができていない。これはやばいのだ。しかし、生徒は謎の平均点信仰を持っている。「平均点があるから大丈夫…」「平均点あるから問題ない…」と思う生徒は多い。なんの意味もないしし、その考えを持っている間は伸び悩む。

 実際に偏差値50の生徒は勉強しない。テスト前に勉強のふりをしている程度だ。宿題も忘れる。忘れ物も多い。60を超えるとそういう生徒は減る。65を超えるとか考えているのがよくわかる。常に頭は活動している。人の話もよく聞いている。先生との会話もしっかりしいる。コミュ力も高い。高くなることが期待できる。まずは偏差値が何を意味すべきか考えよう。

進学塾TETSU/奈良市富雄/春期講習