TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

生徒の忘れ物とその言い訳で思うこと

生徒に宿題を忘れた理由を尋ねると

 

・連絡帳をなくしました

・連絡帳に書くのを忘れました

・連絡帳を見るのを忘れました

・連絡帳に日付を書いていなくて分からくなりました

・連絡帳に書かずに別のところに書いたのでわからなくなりました

 

「連絡帳」という言葉が入るだけでもこれだけの言い訳がある。「連絡帳を見るのを忘れた」って意味が分からない。本当にいろいろあって驚くんだが、ごちゃごちゃ言い訳せずに「すみません、さぼりました」とわびれば別に怒鳴りはしないし、チクチクと説教をすることはない。もちろん、忘れた時の対応や指導は生徒によってもかなり変えている。情状を酌むほどのことはあまりにないけど、それまでの様子にもよる。やはり連続の忘れ物には厳しく対応するし、たまの忘れ物なら別に叱りはしない。説教で無駄な時間を使うのもいやだし、空気も悪くなる。宿題を忘れたら、「他の誰でもなく自分が大損した」ということがきっちりと認識すればよい。

 

 さて、他にもいろいろ言い訳がある。

・やったんですが、机に宿題を置きわすれました

・ノートを新しくしたので、宿題は古い方のノートだったので

・急にしんどくなってできませんでした

・部活が忙しくてできませんでした

・宿題のプリント(教材)をなくしたのでできませんでした 

 

 どんな言い訳をしても私には通用しない。大体のことはお見通しだ。残念なのは「あり得ない低次元の言い訳」と「そんな低次元の言い訳で突破しようとする姿勢」だ。返り討ちにあうのは決まっている。それでも果敢に挑んでくるのには笑うしかない。まあ、何事も経験すればいいが。

 

 忘れ物は宿題以外にもいろいろある。そして、その忘れ物の原因も様々だ。個人の性格が原因となるもの、環境に原因があるもの、小学生の低学年なら親に原因があることも珍しくない。しかし、私は進学塾の先生という立場で意見を言えば、忘れ物が頻発するのは、「気合が足りない」「真剣さが乏しい」ということなのだ。それ以外にはない。しっかりと勉強する気があって、成績を上げたい、志望校に合格したいという思いがあればうっかり忘れることなどはない。宿題など最優先するするはずだ。

 生徒は不注意だから忘れ物をすると思っている。やる気がないのを不注意のせいにしてしまっている生徒さえいる。やる気のなさが数々の不注意を生み、それが忘れ物や失敗の原因となっているのだ。その部分を曖昧にはしたくないし、曖昧だと成功は遠い。

 

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