TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

英才教育よりも遊び

 遊びは刺激である。だからしっかり遊べば脳は鍛えられる。いろんな遊びを経験し遊びを通していろいろな情報をインプットすればすれば、脳は相当鍛えられる。遊びを通して様々な刺激を脳に与えるのだ。子供の頃、特に小学校を卒業するまではしっかりと遊ばせたい。遊びを通して脳を鍛え、いろいいろな知識を吸収して欲しい。ポケモンの名前と進化を全部覚えればいいのだ。ナルトの技名を全部覚えたっていい。まったく役立ちそうもない知識がどこかで生きてくる。どこかで役立つときが来るのだ。もちろん同時に記憶力も鍛えられている。

 しかし、遊びを通して学ぶことは難しい。誰もができることではない。だから、就学前や小学校の低学年時は大人としっかりと遊ぶ方がいい。そして、遊び方を教えてあげるのだ。おもちゃが無くても遊べることを教えてやるのだ。あるいは、既存のもので遊ぶにしても一工夫加えることを教えてやる。「こうやると面白いよ」といってルールを作ったり、いろいいろなものを組み合わせて楽しむようなことを教えてやる。すると「その目」が養われて、子供自身がより面白い物や楽しい物を求めるようになる。もちろん、そのレベルに到達するには一朝一夕にはいかない。かなりの期間を要するだろう。

 小学生も中学年くらいになると親とは遊ばなくなり、一人で遊ぶようになるが、できばれ遊び方を変えて親子や家族で遊んでほしい。そこでやりたいのがトランプだ。トランプのゲーム性は非常に高く、頭を使うことも多い。相手の考えを読んだり駆け引きを必要とするゲームも多い。いつでもどこでも家族でもやるにはちょうどいい。大人げなく競ってもいい。子供は大人の強さを目の当たりにして悔しがればいいのだ。こういう経験は成長過程で大切だ。いろんなことを学べるので。

 大切なのは大人(親)は常に一段も二段も上にいるわけだから遊びを通して我が子の成長をしっかりと見ることができるとうことだ。知性や精神の発育を遊びを通して把握できるのだ。そして、把握できれば我が子にどういう教育が必要かを具体的に考えやすくなるし、まずい兆候に早い段階で気が付けば早めに手を打つことも可能だ。いろいろなアクションにつなげることが可能なのである。幼児の頃から英才教育も悪くないが、私はむしろ遊びを通して教育する方が良いと思っている。どうやっていいか分からないかもれない。でも、一緒に遊べばいろいろとひらめきもあるし、親自身が楽しくなってくるので、そんな悩みはすぐに消える。そういうもんだと思っている。

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