TETSU JUKU

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英語の偏差値60以上を突破したいなら、意味だけでなく文法的に考えないとダメ①

 英語の偏差値を60以上にしたければ文法で考えないとダメですね。偏差値50台以下の生徒の多くが英語学習は「意味」中心なのです。覚えている単語の意味だけで考えるのです。それもなんとなくざっくりと考えるんですよ。

 例えば、He plays tennis well.という英文は「彼はテニスが上手い。」と訳します。もちろん間違いではありません。でも、これは目に入った単語を並べ替えただけなのです。実はこれは訳したのではなく、知っている単語を自分が受け入れられ自然な日本語に並べただけなのです。文法的に考えたのではないのです。実際、このレベルの文章だとそれでもクリアできますが、長くなるとすぐに破綻します。接続詞が入ったり、解釈が発生すると詰みます。つまり、どれだけ真面目にやっても丸暗記だけでは中2で終わります。

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 では、文法で考えるとはどういうことか?He plays tennis well.ならば、次のようになります。

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 playは一般動詞だから語順は、「誰が」「どうする」「何を」が基本だな。ということは誰が(主語)はHe 、どうする(動詞)はplays、何を(目的語)はtennisとなるな。wellは副詞で上手に…ということは、「彼は上手にテニスをします」 となるな。いやでも、日本語としては少し不自然だから「彼はテニスが上手です。」の方がいいかな。

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 文法的に考えるというのはこういうことなのです。(ちなみに、これを直訳と呼んでいます。)もちろん超基本ですが、これが土台になっているかどうかが難易度の高い英文を理解する上で重要なところです。更にこれに品詞感覚が身につくと高校英語でも十分に通用するようになります。しかし、この文法的に思考するのが苦痛なのですよね。生徒たちは回避しがちです。でも、高校入学後も通用する英語力を身につけたいのなら、文法で考えるということを中学生のうちから実践しないといけません。そして、これができるとミスは減るし、実際に大きく伸びますからね。勉強そのものは楽にはなりませんが、無駄を大幅に減らすことも可能です。無駄を減らすことが最大の効率化ですよ。

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