TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

学力

できる生徒の勉強に見られること

質問対応や補習をしていると、別の生徒がじっと見ていたり、こっそりと聞いていたりすることがある。他人の質問であろうが、補習であろうが自分のためになると判断したなら、こっそりでも聞くという姿勢は素晴らしい。この貪欲さや抜け目なさはさすがである…

知らない単語は調べるタイミングが肝

すぐに調べるな 勉強していると知らない語が出てくる。当然、調べないとわからないが、調べればいいというものではない。この調べるにも大切なことはたくさんあり、それらを意識するだけで後々大きな違いが感じられることになる。 その大切なこととは「調べ…

英単語暗記は丸暗記じゃない

法則を見つけよう 単語暗記は丸暗記になるのは仕方がないと思っているところがありますが、それは間違いです。確かに、学習の初期段階では丸暗記を余儀なくされることになります。しかし、覚えた単語の派生語は丸暗記ではなく関連事項として覚えるものです。…

掲示物一枚からでも学べる

うちの塾は掲示物が多い。多分どの塾よりも多いと思う。教室は控えめにしているが、廊下にはたくさん掲示している。有名なことわざや、偉人の名言、漫画の一コマ、授業の心得や、勉強法に関すること、高校のポスター、生徒募集…様々なものを掲示している。狙…

教科書を読むということ

教科書を読むとはどういうことかを分かっていない生徒は多い。英語や国語だと文を最初から最後まで読むが、理科や社会になると一部しか読まない生徒が多い。社会などは太字で書かれた付近しか読んでいない生徒が多い。いや「見ているだけ」と言った方がいい…

勉強に裏技はない

勉強方法にゲームの裏技のようなものはありません。そんなものがあると思っている生徒がたまにいるから驚きます。ゲームの裏技はプログラムのバグからでた不正の技ですよ。勉強にそんな不正はあってなならないし、不正なことをしてはいけません。仮にばれな…

「〇〇点アップ」は信じてよいのか…

よく塾のチラシや宣伝で「○○点アップ」と書いてあるのを見ますよね。中には驚く程点数が上がって喜んでいる本人の写真が付いていたりして、微笑ましいのですが、その宣伝をそのまま受け入れていいのでしょうか。また、その塾を素晴らしい塾と思ってよいので…

中学生になるまでに身につけておきたい力

中学生になるまでに身につけておきたい力の一つは「漢字力」だ。この漢字力が学力全体を支えていると言っても過言ではない。どの教科も学習内容が高度になると専門用語が増える。国語だけでなく社会・理科でも結構難しい言葉が増える。たとえば、歴史で登場…

地理の勉強には白地図を上手く使え

地理の暗記も苦手な人にとっては厳しいところだ。しかし、少し工夫すると頭に入りやすくなる。どうするかと言えば「白地図」を用いるのだ。白地図を用意しその白地図に覚えたい情報をどんどん書き込んでいく。書き込み方は自由。テーマを決めてもいいし、た…

丸暗記にならないように

Sorry, I'm a stranger here.(私はこの辺りのものではありません) 中3のニュークラウンにこのフレーズが出てきます。私立高校の入試問題でも頻出のフレーズで、別に大したものではないのですが、是非、覚えて負いたいフレーズの一つです。 さて、問題はこ…

当たり前のことが徹底できるかどうか

先日、中1の生徒に「問題を解いた後、答え合わせをするのはどうしてですか?」という質問をしてみた。もちろん、こんな当たり前の質問に対する返答には困るものだが、ある生徒が「弱点を見つけるため」と言い、そして別の生徒が「間違いを繰り返さないため」…

単語カードごとき使えないようでは賢くならない

昨日、中3生には単語カード(写真)を紹介した。あの昔懐かしい単語カードだ。今時単語カードを紹介したのだ。なぜか?便利だからである。もちろん自分の成功体験に基づく。だから使用の強制はしない。中には合わない生徒もいるだろうし。 単語カードは最近…

勉強以外に大事なものって何?

勉強以外に大事なものなどあるのか… もし、学校の先生が「学校は勉強以外のことを教えるところなので勉強は最低限でいい」と言ったらどう思いますか? 先日、ツイッターでこのようなツイートを見かけたのですよ。どうも小学校の教員のようでした。最低限?最…

自習室を利用するメリットって何だろう

自習室の活用のメリットというのは「自宅より集中できる」というそんな薄っぺらいものではない。確かに自宅よりは集中できる。生徒によっては集中度は倍ほど違うこともありうる。しかし、自習室を活用するメリットは他にある。それは「意識が高まる」という…

教材の紹介②

学校が休校ですが、出歩くなと言われるし、宿題がたくさん出されるし、子供にとっては嬉しいような嬉しくないような、親にとってもなんの問題も感じない方もいれば、大問題だと感じる方もおられることでしょう。そこで、いい暇つぶしになる教材を紹介します…

「型」を教えることとの功罪

公立高校入試の国語では小論文、英語では自由英作文の出題がある。どちらの科目もそれぞれお題と条件が与えられて作文するというものだ。実はなかなか難しい問題であり、しっかりとした指導を受けた上である一定期間のトレーニングがないと満点を取ることは…

学習内容はもっと生活に結びつけないと

勉強で大切なことは学習内容が、どれだけ日常の生活と密接にかかわっているかということです。それは英語を見ればよくわかることです。日本では英語を活用せずに生活ができますし、触れる必要はありません。英語で書かれているものもありますが、形状や位置…

生徒との会話から見えること

よくある生徒との会話~年明け編 その① 先生:正月はどっか行ったか? 生徒:ばあちゃんとこ。 先生:ばあちゃんとこはどこ? 生徒:大阪! 先生:大阪のどこ? 生徒:…知らん。 その② 先生:初詣行ったか?生徒:行った!先生:どこ行った?生徒:知らん。…

採点が甘い生徒は不合格に確実に近づている

雑で面倒くさがりは勉強に向かないが、勉強するときはその性格を封印して努力しなければいけない。雑で面倒くさがりの性格を丸出しの状態で、何時間勉強しても意味はなく、まさにざるで水を掬うようなものである。特に入試が迫っている受験生は無駄なことは…

読書の力

以前にも書きましたが私は子供頃から漫画ブラックジャックを愛読しています。子供の頃に親しんだものは大人になるとつまらなくなるものも多いのですが、手塚治虫作品は別格で特にブラックジャックは読めば読むほど味わい深く、人生のテキストとしても非常に…

「漢字の読み飛ばし」は意外にある

随分と前に低学力の生徒を教えたとき、驚くべきことを口にした。 「僕は漢字をほとんど読み飛ばしている」 その生徒は中3だった。単に学力は低いというだけでなく、中3の割には語彙力は低く、思考力も弱い。そして、漢字をほとんど知らない。小学生の低学年…

一分一秒を無駄にしない勉強法

私は昔から単語カードは好きで、よく使っていた。何が良いのかと言えば、あの大きさだ。掌にすっぽりと収まるコンパクトな大きさが本当に素晴らしい。だから、二つ三つポケットに入っていても邪魔ではないし、私は高校生の時はテスト前にはかならずポケット…

「ワークを三周やりました」は是か非か

「ワークを三周やりました」という勉強法はどうでしょうかね。 ※ここで言うワークは学校の教科書準拠の問題集ですね。 問題集を三周もやるということは気合が入っていますしやる気もありますから、それは大いに褒めてやりたいです。しかし、やり方はどうなん…

テキストとノートの配置を最適化すれば、ミスは激減!(加筆・修正再掲)

過去記事の再掲載ですが、先日、中1にこれを指導しました。 ************************************* いつも生徒には言ってるのですが、これがなかなかできない生徒がいるのです。それはテキストとノートの位置の最適…

トップ校に進学する生徒は…

トップ校を目指すのなら、トップ校を目指すための心構えが必要です。単なる憧れだけではトップ校には入れません。思うだけではどうにもなりません。がむしゃらに頑張るだけでも届きません。しっかりと心構えを作り、作戦を立てなければなりません。その心構…

やり直しで差がつきます

問題を解いた後で、やり直しをするのは大事ですが、できるだけ効果的にやり直しをしたいものです。やり直しを上手くやれば確実に学力は上がりますからね。そのためのポイントをいくつか挙げます。 ①答え合わせの直後にやり直しをするのはいけません。しばら…

勉強したらどうなるのか…

どうして、勉強してなければならないのか、勉強してどうなるのか… 子供から尋ねられて返答に困る大人は多いですよね。 「いい学校に入って、いい会社に入って…」 ということを今更言ったとこで、子供は納得するわけがないですし、逆にそれを聞いて「僕、頑張…

他では受けることができない授業

先日の小学生「総合」の授業では「色」をテーマとした授業を行いました。各色のイメージや効果、色はどういう使われ方をするか、また国よって違う虹の色の数、日本人と外国人の色に対する感覚の違い、色の慣用句...。まあ、こんな調子ですから興味深いところ…

伸びる生徒は先生との接触が多いもんです

私学入試がひと段落して、(私学の入試結果はHPに挙げています)次は公立特色選抜ですね。2月20日(水)が学力検査日になっています。まだまだこれからです。 HP👉=TOP= 進学塾teTsu of 進学塾teTsu さて、毎年思うのですが、どの学年の生徒のこの時期に…

出発点は間違っていても考えることはいいこと

私は生徒が間違えた解答をすると、どうしてその解答になったのかを尋ねます。一番大事なことはちゃんと考えているかどうかなのです。考えもせずに適当に解答することは認めていませんし、それは勉強をする上で最もダメなことだと思っています。山勘で出した…