TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

将来の夢とか職業とか…

 私は子供の将来の夢は何でも構わないし、ころころ変わってもいいと思っている。成長とともにどんどん変化すればいいし、それはダメなことではない。成長している証拠だともいえる。大事なことは将来に意識が向いていることであり、希望を持っていることだ。だから子供が大層な夢を持っていたとしても頭ごなしに否定するのはいけない。その夢について親子で一緒に話をすればいい。ここで問題なのは「将来の夢=職業」という短絡的な考え方だ。もちろんそれは正論だが、抽象的に「有名になりたい」「人気者になりたい」「お金持ちになりたい」という夢もある。最初はそれでいい。その思いを達成売るためにどんな世界に進むか、どんな仕事があるのかを一緒に考えると良い。

 親が子供に将来のことを話すときには、まず職業名を出す。次にその職業で得られる収入や待遇面について、そしてそれを達成するためにいい学校へ入れ…。という具合だ。これももっともなことだし、大事なことだ。でもそういう語りだと子供はしんどい。息苦しく感じてしまう。自分もそうだった。特に勉強と結び付けられるところがしんどくて、大人の狡さも見え隠れして嫌になってしまう。益々親に対して反発を覚えることになる。だから、このあたりの話は慎重に行うべきだと思う。

 子どもは職業の名前をそれほど知らない。すぐに口に出して言える職業名などたかが知れている。本当に何も知らないのだ。しかし、実際は職業はほんとにたくさんある。おどろくほ様々な職業がある。本当に「そんな職業があるのか?」と大人になってからも知り驚くことも多い。そんなこともどんどん教えてやりたい。そして、「働くとは何か…」「労働とは…」このような根本的なことをじっくりと一緒に考えたい。もちろん金もうけをすることは分かっている、でもそれだけじゃないよね。それを改めて親が考えた上で子供にいろいろ伝えるべきだ。人生100年と言われ始めた今古臭い職業観で子供将来を壊してはいけない。

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