TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

採点が甘い生徒は不合格に確実に近づている

 雑で面倒くさがりは勉強に向かないが、勉強するときはその性格を封印して努力しなければいけない。雑で面倒くさがりの性格を丸出しの状態で、何時間勉強しても意味はなく、まさにざるで水を掬うようなものである。特に入試が迫っている受験生は無駄なことは極力避けたいものだ。

 中3は今後赤本を活用し、志望校の過去問と対峙する。決められた時間内で解き、終われば答え合わせをして、間違えた問題やできない問題をしっかりとやり直す。そんなことを繰り返しながら実力を蓄えていく。しかし、問題は答え合わせにある。つまり、厳しく採点できるかどうかなのである。基本的に自己採点をするので、〇✖をつけるのは自分。基本的に正誤の判断は自分である。一語、一文字でも模範解答と違えば✖にしなければならない。厳しいというのはそのレベルである。「漢字を間違えただけだから…」「記号で書かないとダメだったが、内容はあっていたから…」こんな理由で間違いに〇をつける生徒はいる。更にひどい場合は模範解答に含まれている漢字や単語が一つでも含まれていれば〇をつけるとんでもない生徒もいる。もちろん別解もありうるが、そういう生徒の解答の多くが別解の足元にも及ばない。判断できなければ先生に尋ねるべきである。適当な勝手な判断はいけない。〇が付けばその問題がやり直されることはない。✖にすればやり直しの機会を得ることになる。〇と✖で全く別世界になるのだ。だから、利口な生徒はこの確認を面倒くさがらずにきっちりと行う。本当に一語違うだけでもちゃんと先生に尋ねる。見ればわかるだろうと思える内容でも確認するのだ。こういう生徒は申し分なく優秀だ。一方、採点の甘い適当な生徒は伸び悩んみ、多くのロスを生み続けている。そして、確実に不合格に近づいているのである。

 面倒くさがりで雑な生徒は本当に自分の首を絞めていることに気づいて欲しい。根本的な性分だが、頑張って変えないといけない。 

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