どうして、勉強してなければならないのか、勉強してどうなるのか…
子供から尋ねられて返答に困る大人は多いですよね。
「いい学校に入って、いい会社に入って…」
ということを今更言ったとこで、子供は納得するわけがないですし、逆にそれを聞いて「僕、頑張るわ」という子供がいれば、少し怖いですよね。
勉強に対する疑問は誰にであるものですが、やはり学力が低くなれば勉強に対する疑問が大きくなります。勉強が嫌いで、やりたくないものだから、勉強の意味を知りたがるのです。というよりは、やらなくてもいい理由を探しているとも言えますね。「納得できる理由がない限り勉強なんかしてたまるか」「そんな理由で勉強なんかできるかっ」実際にこんな風に考えている生徒は多いのですよ。そんな子供に「いい学校に入って、いい会社に入って…」という話が通用するわけがないですからね。もっと、わかりやすいことばが必要です。私はよく「賢くなったら、好きなことが何でもできるぞ」と言ってやります。すると少し表情が変わる生徒がでてきます。でも、抽象的ですし先は長いですからね、そんな言葉一つで上手くいくほど甘くありません。中学生になればもう少し理解力も深くなり視野も広がりますから、話や言葉のレベルを2,3上げても通用します。ですから、このレベルの言葉をたくさん用意しておく必要があります。
いろいろな言い方はありますが、
なぜ、「勉強しなければならないか」を説明するより、「勉強して賢くなったらどうなるのか」を説明してやる方がいろいろなことを語れますし、聞いている方も楽しくなれるのですよね。すると、子供は勉強の大切さを理解できるようになるのです。
では、勉強して賢くなればどうなるかを挙げていきます。
①感動が増える
②何でも楽しむことができる
③想像力が豊かになる
④物事の背景が理解できる
⑤アイディアがひらめきやすくなる
⑥何かを発見することができる
⑦嘘を見抜くことができる(騙されなくなる)
⑧必要な情報を選ぶことができる
⑨判断力、決断力が手に入る
⑩人の気持ちがより深くわかる
⑪自分の考えを正確に伝えることができる
⑫誰かを幸せにすることができる
⑬金もうけができる
⑭微妙な違いがわかる
⑮無駄なことをしなくても済む
⑯思考力、論理性が高まる
⑰多くの人とつながることができる
⑱楽ができる
⑲さらに自分のレベルを上げることができる
だいたいこういったことが言えると思います。嬉しくなってきますよね。
しかし、一番大事なことは勉強を「面白い・楽しい」と思わせることなのです。そして、そういうことを思わせてくれる先生につけてやることなのですよ。(そんな先生は少ないですが)「知って楽しい」「わかって嬉しい」こういう成功体験を積み重ねているうちに徐々に勉強に対する構えが変わりますからね。この変化が現れたころに勉強の意味をちゃんと語ってやれば効果があるのですよ。なかなかむずかしいですけどね。
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