TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

掲示物一枚からでも学べる

 うちの塾は掲示物が多い。多分どの塾よりも多いと思う。教室は控えめにしているが、廊下にはたくさん掲示している。有名なことわざや、偉人の名言、漫画の一コマ、授業の心得や、勉強法に関すること、高校のポスター、生徒募集…様々なものを掲示している。狙いは何かと言えば、掲示物から情報を手に入れ、そして言葉の一つでも学んで欲しいからである。塾に来るたびに見ているとそのうち覚える。嫌でも覚えるのである。言葉を一つでも覚えれば何も覚えなりは良い。絶対に良い。そして掲示物一つからでも学べるということを知って欲しいのだ。掲示物一枚からでも学べるんだという学びは、学習姿勢を大きく変えることになる。勉強は学校や塾あるいは自室で机に向かってするものだという思い込みを吹き飛ばすこともできる。もちろん、掲示物からの学びなど小さい。ちっぽけな学びだ。でも、このちっぽけな学びを知れば、「いつでもどこでも何からでも学べる」とうことを学ぶことになる。大きく伸びるためには欠かせない姿勢だ。でも、残念ながら掲示物を積極的に読もうとする生徒と全く目を向けない生徒に分かれるのだ。そして、この違いがとんでもない差を生み出していることに生徒たちは気が付いていないのだ…

 

 

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進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り