TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

2015-01-01から1年間の記事一覧

例文力

漢字力や単語力があると言えば、漢字や単語をよく知っているということ。語彙力が高いともいう。しかし、例文をたくさん知っていても、例文力があるとは言わないし、例文力という言葉はないのである。なぜないのだろうか?単語を覚えるほど例文を覚えること…

塾よりわかる・・・

書店で教材を探していると、「塾よりわかる〇〇」といった名前のついた参考書を発見した。「こんなものが出回れば、我々の立場がなくなるな…」などと思いながら手に取って読んでみる。なるほど、「塾より…」というだけあって上手く書かれてある。また、見や…

片っ端から日本語に訳すこと

次の問題は大変簡単である。 He can swim across Strait of Dover. He ( )( )( ) swim across Strait of Dover. 上下を見比べればcan が3つの括弧と対応するので、is able toを入れればよい。これで、ほぼ同意の文が完成する。普通に勉強をしている中3生で…

中途半端なところで勉強をやめなくなった中3

長い標題が示すような変化が中3の勉強に見られようになった。少し前までは、解いている問題の途中で終わったり、答え合わせをせずに終わったり、とにかくあり得ない程中途半端なところで勉強を終える者が多くいた。それが夏休みの勉強を通して少しずつ変化…

先生、「ひらひら」はつけますか?

先日、中2授業で単語テストをする前にある生徒が 「先生、『ひらひら』はつけますか?」と尋ねてきた。 もちろん、意味が分からないので、逆に尋ね返してみると、どうやら「~」のことだった。例えば、「look for ~/~を探す」の「~」だった。 それを聞…

今夜はカブトムシ

コツンコツンと毎晩のように玄関にセミのアタックがあるが、今夜はなんとカブトムシのメスだった。玄関扉に衝突して墜落し、ひっくり返ってもがいていた。中2の生徒が捕まえて元に戻してやったがかなり弱っていた。少し前はカミキリムシが壁にとまっていたし…

おばあちゃんから学んだこと

私は両親が仕事で忙しく、おばあちゃん子として育ちました。小学生の頃はずっと一緒に過ごしていましたが、今思えば何を学んだという記憶はあまり残っていません。しかし、いろいろな話を聞かせてもらいました。その中でも特に多かったのが戦争の話でした。…

Cicada Attack!

この時期は虫が多くて困りますが。 どうも今年はセミが多いです。 夜になると何匹もの蝉が玄関の扉やガラスに突進してきます。 衝突音は結構大きくて、気にせずにはいられません。 そして、それが原因かどうかは分かりませんが、セミが玄関先で死んでいます…

職場体験の中学生

何もせずに、というか何をしたらいいのかわからないで、ぼーっと突っ立っている職場体験をしている中学生。地元のスーパーやコンビニなどでよく見かける光景だ。しかし、ぼーっと突っ立っているだけでは職場体験ではなく、職場見学である。職場にもよるだろ…

何でも知っている生徒

中1のT君は物知りだ。驚くほどいろんなことを知っている。ただし、クイズに出るような雑学もそうだが、寧ろ、大人が知っているようなことをいろいろと知っている。例えば、家電製造メーカーを3つ上げるように言うと、3つどころか、5つも6つも上げてくる。…

欠席者のビデオ授業

部活が終わった中3生もいれば、まだまだ、部活が終わりそうにない中3生もいる。遅いところはお盆前まで続きそうだ。そうなると、どうしても昼の授業が受けれなかったり、1日欠席することもある。中3の授業は回数も多く、進度も速い、当然宿題も多い。受けれ…

自分の成績を覚えているかどうか

近いうちに(と言っても半年~1年程度)に成績が伸びるかどうかが確実に分かる目安がある。それは、自分の成績を完璧に覚えているかどうかということである。言うまでもなく、成績をきっちりと覚えている生徒は、常に自分の勉強を気にしているし、次の目標も…

せっかく同じ映画を見たのだから・・・

夏休みということで、旅行など家族ででかけることが普段より多くなります。特に子供が小学生の間はいろんな所へでかけますね。泳ぎにいくこともあるでしょうし、自由研究のために博物館や科学館のようなところへいったり、時には映画を見ることもあるでしょ…

かっこ悪い

言い訳ばかりしている自分の姿を客観的にとらえて欲しい。同じ過ちを何度も繰り返している自分の姿を冷静に見つめて欲しい。たいへん無様である。かっこ悪いのである。もちろん、根本から反省をして欲しいが、時には視点を変えて自分を見ることも大事である…

読書ができなくても・・・

普通の読書ができなくても、興味のあるジャンルの雑誌を読めば良い。どんな分野でも必ず専門の雑誌が発行されている。中には本当に誰が読むのだろうかと思われるような雑誌もある。(こういうところにも日本の豊かさを感じますね)だから自分の趣味や、部活…

中2の夏休みは折り返し

まだ、中2と思っている生徒も保護者も多いが、中2の夏休みは中学3年間の生活の折り返しなのである。夏休みが終わると中学生活の半分が過ぎたということである。そう言われればそうだなと思われるだろう。 何事も折り返すとあっという間である。折り返すま…

部活動の目的とは

いろいろな部活動があってよい。楽な部活もあれば、厳しいものもあるだろう。常識の範囲内であれば、別に否定する気はないしむしろ部活動はやる方がいいと思う。大人へのステップとなる大事な時期だなけに様々な経験が必要だと思う。部活動の魅力って自分の…

偏差値を10上げよう!

先日、中3生に集会で「この夏で偏差値10を上げよう!」と言った。生徒の反応はそれぞれであるが、多くの生徒が「無理だ…何を言ってるのか?」と思ったようだ。まあ当然の反応だと思う。ひと夏で偏差値10アップって無謀である。というか、疑われるレベルであ…

見直しができなかったから、凡ミスをしてしまいました。

標題のようなことを生徒の言い訳でよく聞くが、そもそも見直しでミスを見つけるというのは間違いである。見直しなんかしなくても正しい解答を書かなければならない。一発で正答を書かないと意味がないのである。実際、見直しでは誤字脱字を直したり、読み違…

デリケートな割にデリカシーのない子供

子供は大人が思う以上にデリケートである。驚くほど繊細でびっくりすような小さいことでくよくよしたり、傷つくこともある。一方で、驚くほど他人に対してはデリカシーがない面もある。軽々しく人を傷つけることもあるし、冷たい態度を取ることもある。また…

えっ「ar」もあるの?

英単語の話だが、 日本語で「アー」と聞こえる時、語末が「~er」ではなくて「~ar」や「~or」を見た時に、驚ける感性ってかなり大事なことだと思う。学習の浅い中1ならまだわからないだろうが、ちゃんと学習している中2以上の生徒なら、圧倒的に「~er」…

バッティングセンターへ行って来た

先日、出勤途中に香芝バッティングセンターの近くを通りかかり、急に打ちたくなり店に入った。天気も悪くて、なんとなくむしゃくしゃしていたのだ。実は私は野球はそれほど知らないが、バッティングセンターは好きである。最近はめったに行かないが、若い頃…

できない生徒の思考パターン

できる生徒とできない生徒の根本的な違いはその思考パターンである。 具体的に言うと、 できる生徒は、教えられたルールや法則に基づき思考する。 できない生徒は、断片的な知識と経験をもとに勝手な想像する。 ということである。もちろん教科によっても違…

「~」も書きなさい。

単語テストなどのときに生徒から 『「~」も書くのですか?』 と尋ねられることがあるが、当然「~」も書かないといけない。 こういうことを、面倒くさがっていい加減にしてしまってはダメだ。 地味だがたいへん重要なことである。 後々学力全体に大きい影響…

会話に割り込む生徒

生徒と話をしている時に、他の生徒が割り込んでくることがる。しかも、かなり大胆に強引に割り込んでくる生徒がいる。もちろん、情け容赦なく叱られることになる。こういう生徒は空気が読めないだけでなく、周りも見えず自分勝手で幼いのである。小学生の時…

かみ合わない会話

先生:「それってどんなアニメ?教えてくれる?」 生徒:「むっちゃ面白いねん!」 先生:「…だからどういうアニメですか?」 生徒と会話していると、上記のようなかみ合わない会話が結構ある。こういう返答をする生徒は、学力的な課題はたくさん持っている…

チラシを見て分かるもの

夏期講習の募集の最中、毎日のようにいろんチラシが入りますね。しかし、そのチラシを見ても、塾によっては何を教えてくれるのか、指導方針がどうなのかが全く分からないものがあります。その代わりに、「〇〇高校△△名合格!」とか「入会金無料!」とか「講…

常に求められる国語力

問題文の読み間違えであれば気を付ければいいのだが、問題文の意味が正確に理解できていないと話にならない。何度も反復して慣れることは大事だが、言葉の意味を正確に理解しておかないと、少し問題を変えられるとまた間違うかもしれない。教えていると、教…

宿題ができない時の言い訳

随分と前のこと、15年ほど前だっただろうか…、ある生徒が「テキストを犬にかまれたので宿題ができませんでした。」と言ってきた。最初、なんという言い訳をするのだろうかと思ったが、本当にかまれてボロボロになったテキストを見せてもらって驚いた。本当…

小6の英語音読タイムアタック

先週の宿題として課した、英文音読のタイムアタックだが、どの生徒も必死で練習し、見事に目標タイムを突破してきた。本当に素晴らしい。これで、この後の暗唱がたいへん楽になる。たどたどしい読み方をしている間は暗唱なんてできるものではない。そういう…