TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

かみ合わない会話

先生:「それってどんなアニメ?教えてくれる?」

生徒:「むっちゃ面白いねん!」

先生:「…だからどういうアニメですか?」

 

 生徒と会話していると、上記のようなかみ合わない会話が結構ある。こういう返答をする生徒は、学力的な課題はたくさん持っているものである。この生徒に問いに正確に答えようとする意志は感じられない。ただ自分の言いたいことを言っているだけである。これは、学力というよりは性格に問題があるかもしれないが、最終的に学力に影響を与えるのである。また、このかみ合わない会話は普段いたるところで発生しているに違いない。会話の相手が大人であれば、その場その場で指導してあげるべきである。この状態を放置するといつまたっても論理的な思考には発展しないし、学力を高める上で大きな支障となる。

 

 当然、こういう生徒ばかりではない。中には驚くほど上手に説明してくれる生徒もいる。伝える上でいくつかの要点をピックアップして、瞬時に文を組み立てることができるのである。見事な要約力を披露してくれる者もいる。当然、国語の力も高くて申し分ない。恐らく普段の会話でこういうことが自然とできているのでしょうね。

 

 こういうことを考えていると、やっぱり、普段の会話って大事だと思う。それも大人との会話である。子供だけの会話のレベルなんてたかが知れているもの。(すごい子供もいますけどね)大人が狙いを持って子供と会話することが大事だと言える。一方的に大人の話を聞かせることも大事だが、子供の考えや思いを表現させる機会を与えることも大事なのである。友達のことや、興味あること、勉強のことなど、何でもいいから相手に伝わるように説明させるのである。1回程度では意味はないが、半年でも継続的に行えば、結構な効果があるはずだ。どこの家庭も親は忙しいものだが夏休みはそういう時間を持つチャンスである。

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