TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

見直しができなかったから、凡ミスをしてしまいました。

 標題のようなことを生徒の言い訳でよく聞くが、そもそも見直しでミスを見つけるというのは間違いである。見直しなんかしなくても正しい解答を書かなければならない。一発で正答を書かないと意味がないのである。実際、見直しでは誤字脱字を直したり、読み違えるような汚い文字を書き直す程度である。そのレベルのことで精一杯である。

 間違わずに一発で正答をするためには、かなり高いレベルの集中力や注意力が求められる。そして、そういった力は試験のときにだけ魔法をかけたように倍増するものでもない。普段から培うべき力である。普段から緊張感のないだらけた勉強をしている生徒は、どれだけ気合入れても集中しきれない。人間はそんなに器用なわけはない。そういうものである。

 入試では見直す時間はほとんどないと言ってよい。私立の場合は学校によって差ははるが、それでも5分も余ることはない。公立入試については試験時間の40分を完全に使い切るような設定になっている。必死で時間を余らせても2分程度である。見直しでミスを発見しようといった甘い考えでは合格は手に入れることができない。そういうことである。だから、ある程度時間をかけて学力を身につけ高い次元で集中力を発揮するトレーニングを続けなければならない。

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夏期講習会、まだ間に合いますよ。

募集学年は小5~高1です。

 

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