TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

部活動の目的とは

 いろいろな部活動があってよい。楽な部活もあれば、厳しいものもあるだろう。常識の範囲内であれば、別に否定する気はないしむしろ部活動はやる方がいいと思う。大人へのステップとなる大事な時期だなけに様々な経験が必要だと思う。部活動の魅力って自分のやりたいこと、興味のあることを自ら追求することだと思う。勉強とは違い、必要だからやらなければならないというものではない。また、運動部は体力を養うといったことや精神を鍛えるということも大きな目標だ。しかし、やっぱり大きな魅力は人間関係を学ぶことではないか。特にチームワークだとか先輩後輩の上下関係である。上に対しては言葉遣いや態度、下に対しては指導したり助けるてやること、或は思いやることなど。上手くいけば、将来必要になる人間関係の重要なことを一通り学ぶことになるのである。しかし、最近はこの人間関係を学ぶ機会も減ってるようである。生徒からの部活動の様子を尋ねると、上下関係をほとんど意識しない部活が意外とあるのである。敬語や丁寧語をほとんど使わずに、全て友達感覚でやってるようだ。そこには先輩とか後輩という概念は生れない。場合によっては上級生に対してえらそうな言い方をすることもあるようだ。また、部活動によっては他の学年と接触しないということもあるようだ。何事も時代と共に変化するものだが、残念な感じが否めない。

 話が少しそれるが、顧問の先生が部活動にほとんど顔を出さないということもよく聞く。生徒たちだけで運営しているのである。しかし、それはそれできっちり成立しているのであれば、大したものである。顧問の先生の指導力も高く生徒も優秀ということになる。でも、成立しなければ必ず何かが起きるし、成立していても事故が発生することもある。一刻を争うような事故が起こる危険性はゼロではない。だから、顔を出さないのは危機管理という観点からするとアウトではないかと思う。もちろん、学校の先生は想像を絶する激務の中であらゆる業務をこなさなければいけない。本当に大変だと思う。しかし、だからと言って部活動に全く顔を出さないのはおかしいと思う。

 最近、部活動を巡る問題はよく話題になるが、もしかしたら現場に根本的な間違いや勘違いもるかもしれないし、目標や目的を見失っているかもしれない。そして、校長をはじめとする管理者も機能していない場合もあるかもしれない…。

 などと言ったことを勝手に想像している。まあ、本当に勝手な意見で恐縮だが、部活動のあり方って多くの保護者が注目しいろいろな思いを秘めているのである。