TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

熟語が弱いって言うか、語彙力そのものが低い…

 残念なことに全体的に漢字が弱いのです。小学生も中学生もとくに熟語が弱いのですよ。よく二字熟語を作らせているのですが、なかなか書けないのです。弱いと言う前に語彙力そのものが不足気味ですね。

次の問題が分からないのです。普通だと思うのですが…

   
 
   

やっぱり「雪辱」が分かりませんね。でもほかの3つで回答を出せるのですが、「豪雪」が出ない生徒が結構いるんですよ。もちろん、「豪雪」は奈良には縁のない言葉ですが、ピンとこないようです。もっと天気予報を見て欲しいですね。「雪辱」もスポーツニュースでは普通の言葉ですよね。スポーツニュースを見ていると「雪辱を果たす」で聞いたことがあるはずですよ。

 言葉は日常生活で学ぶことが大事ですよね。特にテレビから学ぶことが多いと思います。自分自身がそうでしたから、たくさんの言葉をテレビを通して覚えたものです。

 でも、「ひっかっていない」生徒も多いような気もします。つまり、「今の言葉は何だろう?」などとは思ってないのですよ。だから残らないし、調べないし、身につかないのです。日常生活からの学びがないのです。これはまずいですね。だから大人はどんどん言葉をぶつけて欲しいですし、大人との会話に巻き込み語彙を増やして欲しいです。できる生徒はこれができるんです。だから日常生活でどんどん語彙が増えていくのです。これは本当に大きいですよね。どんどん差が開いていきますよ。

 熟語を作る練習をしていると漢字の意味をしっかりと考えるようになりますから、継続すると漢字で考えるようになりますよ。うちではこんなトレーニングが多いですね。