TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

心構えで差がついている

 授業前「今日のテストは何点で合格ですか?」と中1の生徒が尋ねてきた。(ちにみに、確認テストは満点合格伝えている)正直なところ、この質問には腹がたつ。なぜか?それはこの一言に勉強に対するいい加減な姿勢が表れているからだ。満点なんかどうでもいい、合格点が取れればいい。再テストにはなりたくない。できるだけ居残りはしたくない。たくさん勉強するのは損だ。だから勉強は最小限にとどめたい…。とまあ、こんな気持ちでいっぱいなのである。だれにだってこんな時期はある。だから気持ちはわかる。でも、これは完全にできない生徒の発想だ。この根本的な心構えを変えなければ確実に伸び悩むだろう。

 

 一方、「先生、テスト早くして、ああ緊張する!」と言った生徒がいた。どうやらしっかりと勉強してきたんだろう。早く成果を試したいようだ。でも同時に満点が取れるかと不安を感じている。たいへんまじめで前向きな生徒だ。こういう生徒は手を抜かずにしっかりと学習している。間違いなく伸びるだろう。勉強に対してのまじめさが溢れてる。

 

 同じ授業を受けて同じ宿題を出されても、この心構えの違いが大きな差を生んでいる。これで1年も過ごせば差をひっくり返すことは困難になってしまうのである。中1の間は正しい勉強法を身に付けることはもちろん大事だが、勉強に対するまじめさを養うことも忘れてはいけないのだ。

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