TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

内申点の上げ方とは

今日、ツイッターで予備校の先生が次のようなツイートをしていました。

 

 ①字はなるべく丁寧に書く

 ②授業中は姿勢良くし、うなずく

 ③先生の目をみて微笑む

という三点を実践するだけで、内申は確実に上がります。

 

さて、みなさん、いかがでしょうか…。これは本当でしょうか...それとも都市伝説…。

そんなもんではないですよね。基本的に、定期考査の得点を十分に取って、きっちりとした提出物が提出して、忘れ物がなければだいたい狙い通りの内申点が取れるはずです。たまに、あれ?と思うことがありますが、普通にやるべきことをやっていればある程度は納得できる内申点が取れるはずなのです。

 良い得点を取る生徒はだいたい文字はきっちりと書いています。当然しっかりと授業を受けていれば姿勢は自然とよくなりますし、うなずく場面もあるでしょう。先生と目が合う回数も増えるものです。目と目が合えば笑顔になる人もいるとは思います。ですから、上の3点は真面目に勉強に向かっていると程度は生徒にもよりますが、誰でもやっていることなのですよ。だからこのツイートのようにこれだけやれば大丈夫というような誤解を招く言い方は行けませんよね。そしてこのツイートだと「ようは先生に媚びればいいんだよ」的なものさえ感じてしまいますから、誤解を招くどころか学校の先生や生徒をバカにしていることにもなるわけですよ。たくさんのフォロワーを抱える予備校講師だと影響力もあるわけですから、無責任なことは言わないで欲しいですね。

 内申点に関しては実際今までも数多くの不明瞭な部分がありましたし、そこからくる都市伝説もあります。その代表が「生徒会や部活をすれば内申点がよくなる」というものです。特に生徒会の会長をすれば特別活動点が満点もらえるというのも昔はよく聞きましたし、実際、それを狙って「おれば内申点のために生徒会の会長に立候補する」と言っていた同級生もいましたよ。でも、今は特別活動点は廃止されています。

 まあ、それはともかく、この内申点に関するうわさや都市伝説は先生はご存知なのですかね?いずれにせよ、学校はきっちりと説明をするべきだと思います。それで解決です。よろしくお願いいたします。

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