TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

桜を見て思ったこと

 桜の花が開き始めています。早くも満開近い木もあれば、まだ蕾の段階の木もあります。不思議なことに、同じ場所に植わっているのに木によって咲くタイミングは違いますよね。微妙に日当たりや風の通りが違って温度が違うのでしょうね。あるいは木そのものの性格みたいなもがあるのかもしれません。ざっくりみればさほど変わらないように思うのですが、微妙な違いがかなりあるのでしょうね。

 生徒も同じなんですよ。同じ教室で同じ授業を受けているのに、成績は違います。同じ宿題をしているのに達成度は異なります。当然ですが、家庭環境は大きく違いますから、全く同じようにはなりません。ある程度の差や違いがあるのは当然のことで、教育する側の人間が同じように育てようと思うのはおこがましいのではないでしょうか。それぞれの環境も考え方も違う生徒が同じ教室で勉強しているだけで同じように育つはずはないのです。早咲きもいれば遅咲きもいます。それを認めたうえでゆったりとした教育をするべきだと思います。義務教育は9年間と決まっていますが、焦って大切なことを見失うことのないようにしたいものです。

 それから、この時期の花は桜だけではないですよね。「花=桜」というのは別に悪いことではないのですが、他にも、モクレンやコブシ、ユキヤナギレンギョウタンポポや菜の花などいろいろ咲いています。イヌノフグリのような草だって小さい花をつけているんですよ。それぞれ個性があって美しいのです。派手で華やかなものだけに目を奪われるのではなく、様々なところに目を向けて良いものを見つけて欲しいものです。こういう視点は子供の頃から養っておきたいと思いますね。視野は広くもち良いもの見つけて欲しいものです。

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