TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

厳しく怖い先生とは…

先生の 厳しさとは何だろうか…

宿題を忘れたら怒鳴られることか…それとも泣くまで説教をすることか…それとも暴力をふるうことか…、或いは連帯責任を負わせることか…

 いずれも、厳しいと言えば厳しいですよね。でも、違いますよね。これらは厳しさではなく「恐怖」で生徒を押さえつけているだけです。こんなやり方では生徒はついてきませんよね。心底反省はしませんし、「この嫌な時間を辛抱さえすればいい」と思うようになるだけです。何も理解しないし、生徒の成長は無いのです。もちろん、こういうやり方で伸びる一部の生徒はいるでしょう。しかし、それでも長続きはしませんし、下手をすると生徒を傷つける危険性さえあるやり方なのです。全く良いやり方ではありまりません。

 「今時こんな先生いるの?」と思われる人も多いでしょうが、この21世紀、令和の時代にもこのやり方は堂々と存在しています。一つは部活動ですね。もちろん、一部の部活です。いわゆる厳しいと言われる部活はこの指導が一般的のようです。他にも一部の塾でもあるようですね。ええっと思いますが、あるようですね。信じられないですが。

 部活も塾も先生なのですから、言葉をしっかりと使って指導して欲しいですよね。理不尽でかつ強引な指導、全体を巻き込む恐怖を背景にした指導。これは全体主義専制君主体制と同じですよね。教育者が最も忌み嫌うもなはずなのですけどね。えっもしかして教育者じゃないのかも?(笑)

 

 厳しく怖い先生とは「全てお見通し」の先生だと私は思っています。考えていることが読まれている。やっていることもやってないこともばれている。「この先生には嘘はつけないし、いい加減なことは言えないし通用しないな」生徒がこんなふうに思える先生が厳しく怖い先生ではないでしょうか。こういう先生の前で生徒はただ純粋に従うしかないのです。反抗も反発もあり得ないのです。そうやって生徒を自然とコントロールする先生が厳しく怖い先生だと思います。もちろん、私もまだ未熟でそういう先生を目指していますが、道は長いです。まだまだ精進しないといけませんね。ちなみに、自分も若い頃は恐怖を背景にした怖さで正答を制していたのです。もちろん、反省し、随分と前にそういう上辺だけのあほみたいに怖い先生は辞めましたけどね。

 

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