TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

塾に行ったら知ってる先生が全然いなかった…

 新しい学年が始まって塾に行くと「知ってる先生が全然いなくなっていた。」もしこんなことがあればどう思いますか?「好きな先生が一人いなくなった」ではないのです。ごそっと先生が変わってしまうのです。「そんなバカな」と思われるでしょうが、大手塾では珍しくありません。頻繁に起こります。大きな塾では毎年のように新しい教室が増えていくところがあります。(そして離職者も多い)経営者はバランスよく人材を配置しようと思います。特に新規の教室には良い先生を投入しようと考えます。均等に良い先生を配置することはできません。ということは既存の教室が手薄になるわけですよ。どこかの既存の教室が犠牲になります。割を食うわけですよ。経営者側は新規の教室で良い顔ができればいいわけです。そして全体的にはどんな先生であっても先生がいれば良しと思っているのです。それもあって、大手塾はカリキュラムや教材はガチガチに固めてあり、指導マニュアルも完備しており、経験のない先生でも最低限の授業が成立するようになっているのです。そのためのシステムなのです。しかし、実績上位校を狙う生徒は大事ですから、本部校舎に集めたりしてよい授業を提供するようにしているんですよね。さすがに毎年のように先生がごろっと変わることはないとは思いますが、今年大きな異動が無かったのであれば、来年はその可能性があるわけですし、大手塾に通うからにはそういうことを覚悟しておくべきだと思います。大手塾は基本的に先生は変わるものだと思っておく方がいいでしょう。

 我々のような個人塾はごろっと先生が変わってしまうということはありません。もちろん、一担当者が変わることはありますよ。でも、たまにです。頻繁ではありません。塾長や代表は絶対に変りません。変わるときは潰れるときですからね。

 それにしても大手塾のこういうやり方は生徒や保護者をバカにしているとしか思えません。いくらシステムを完璧にしても中学生くらいだと先生によってかなり左右されるのです。モチベーションには確実に影響を与えるわけです。また、生徒を知るには時間がかかります。ベテランの先生でもきっちり生徒を理解するには2カ月~3カ月はかかりますからね。ですから、中3で担当がごろっと変わってしまうようなことになれば、相当出遅れるのです。時間が貴重な受験生にとってはピンチなのですよ。生徒も不安ですから勉強が手につかなかったり、やる気を喪失したり…。もちろん、その程度で動じない生徒もいるにはいますけどね。

 先生が総替えになるのなら、せめてその塾の一番偉い人が保護者の前で「すみません」の一言ぐらいは言わないとね。それもできないのに偉そうなことだけ言っても笑われますぜ。

 

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進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り

 

春期講習会は間もなく始まります。ギリギリまで受け付けています。

・新小5:3月31日(水)スタート

・新小6:3月25日(木)スタート

・新中1:3月25日(木)スタート

・新中2:3月25日(木)スタート

・新中3:3月26日(金)スタート