TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

100問テストの狙いは?

 定期考査で100問の出題というのは結構あるようで、いろいろな地域の塾の先生方が嘆いておられます。実際、私自身も100問テストに苦しむ生徒を目の当たりにしてきました。さて、この100問テストって意味あるのでしょうか?また、先生の狙いは何なのでしょうか?これが全くの謎なのですよ。

 問題が100問もあれば即答しないといけません。だいたい30秒以内に解答を書かなければ追いつかないのです。考えている時間はありません。少しでも、考えてしまうと全問解答することができなくなります。となれば、出題内容は一問一答的基本知識を尋ねる問題になってしまいます。思考問題は入れることはできません。しかし、定期考査は知識や思考を(国語では言語や表現)尋ねる問題をを配分しなければなりませんが、これでは要件を満たせないので、そうなると不備のある問題です。でも、実際は記述問題にありますから、相当厄介なの問題なのです。問題はそれだけではありません。100問テストに対して生徒はどう対策をするかですよね。基本的に30秒以内に即答でないと無理ですから、生徒が思いつくことは「暗記」でう。つまり「丸暗記」ということになるのです。記述問題も丸暗記です。理解は後回しで、とにかく覚えなければならないと判断するわけです。もちろん、勉強で暗記は重要ですが、これはあまりにもひどい。他教科の勉強もありますから、勉強が確実に雑になります。勉強のバランスが狂い荒れるわけですよ。これでは何のためのテストか分からないのです。

 さて、更に気になるのがこの100問を出題する先生についてです。おそらく生徒の気持ちは考えないと思われます。生徒の勉強が崩れる危険性があるなんて夢にも思わないでしょう。自分のやり方が勉強嫌い作るかもしれないという危惧など一瞬もよぎることは無いでしょう。おそらく作問内容も深く考えません。ということは授業を工夫したり、成績を上げるために努力するようには思えないわけですよ。もちろんこれは一つの見解ですし、絶対そうだというわけではりませんけどね。私のように考えるひとは少なくありません。そんな気が無くてそう思われたら終わりですからね。いろいろお考えいただきたいものです。そもそも問題数や難易度などはある程度公式に決めておくべきものでなのですどね。幼稚な先生が遊んでいるような試験は排除してもらいたいです。

 低すぎる平均点問題なども含めて問題が本当に多い。 

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