TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

中2の凄い一言

 昨日、授業が終了して生徒が帰るときの頃、帰り支度をしながら中2にの生徒同士が話をしていた。ある生徒が「おれ、明日〇〇(勉強内容)仕上げんねん」と相手の生徒に言ったのだ。何気ない会話、何気ない一言に聞こえるのだが、凄い一言だ。何が凄いかと言えば、その日の終わりに翌日の勉強内容がすぐに出てくるところだ。おそらく、彼の頭にはきっちりとした計画があり、常に次に何をするべきかが明らかになっているということだろう。机に向かっても何をしようかと悩んでいる生徒がいる一方で、前日から決まっていることは本当に素晴らしい。事前にびしっと決まっていると無駄な時間は生まれないから更によい。そして、もう一つ凄いことは「終わらせる」と断言していることだ。断言するにはどれくらいの分量の勉強なのかが把握できいているということ、そして自分の勉強を進めるペースもつかめているということが分かる。これも、意外に難しい。しっかりとした勉強体験がないとなかなか難しいのだ。

 もちろん、彼はできる。1週間前の時点で提出物もほぼ終わっている。これでないとなかなか高得点は取れない。1週間前になるまで何もしていないかった生徒が、残りの一週間で帳尻を合わせるようなことはほぼ不可能である・最近の定期考査はこのレベルなのである。こういうことは中1の生徒にはまだまだぴんと来ない。1年かけて学んでいってもらいたい。

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