TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

テスト範囲を尋ねられて答えられるかどうか…

中間考査が近づいてきているので、授業の最初によく試験範囲のことを話題にする。

例えば、次のような会話を実際によくする。

 先生:理科は何をやってるかな?

 生徒:実験!

 先生:なんの?

 生徒:…、なんか混ぜるやつ

 先生:実験って、混ぜること多いけどね。

 

次のパターン

 先生:英語は何をやっているの?

 生徒:40ページくらい

 先生:それでは、わからないので、内容かレッスンで言ってくれるかな

 生徒:えっと...「寿司が終わって」「坊さんの話」

 先生:OK

 

 

まあ、だいたい、いつもこんな感じのやり取りをする。これでもまともな方だ。英語はこれで大体わかるから。(理科はどうしょうもないが…)しかし、中には何も答えられない生徒がいる。果たして学校の授業を聞いているのか…、学校の授業は成立しているのか…いろいろな心配をしてしまう。でも、これは単に生徒が悪いのではなく実際学校の先生が教科書を用いずに何をやっているかわからないこともあるので、仕方ない場合もある。

 まあ、いろんなケースがあるけど、このテスト範囲やテスト情報をちゃんと持っている生徒の方が高得点を取る率は高いのである。何を言っているか分からないことが多い生徒のテスト結果は悲惨である。テスト範囲を理解しているということはテスト勉強をがんばっている証拠でもある。言えないということは、その逆である。だから、テストが近づくと親はタイミングを見て、子供に尋ねると良い。3週間前、2週間前のタイミングでどれだけテスト範囲について語れるかで、次のテストが「いけるかどうか」が大体わかる。そして、そのタイミングで釘をさすことも可能である。わざわざ勉強内容を確認しなくてもだいたいわからるから、これは素晴らしい質問だといえる。ちなみに、1週間前にはきっちりテスト範囲が学校から発表されるので、このタイミングでまともなことが言えなければ、もう泣かしてもよいくらいだ。

 ということでテストが接近しているのでがんばらないといけない。生徒も先生もね。

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