TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

二つのアホなニュース

 立て続けにアホみたいなニュースがあったので、今日はそれについて。

一つ目はOECDPISAの学力調査結果が出た。なんと日本の子どもの読解力が15位に低下とのこと。数学や科学は維持しているらしい。でも、私は懐疑的。もともとこの調査には疑問があるしどうも胡散臭い。そして、マスコミは毎年のようにこの結果で大騒ぎする。そしてどこかの教育系の有名人が危機を煽るようなコメントをして、業者が儲かるようにもっていく。非常にばかばかしい。そして、読解力のことになると決まったように「活字離れ」「読書時間の低下」を持ち出す。その記事を読んだ親は「本を読まさなきゃ…」と焦りだす。私はこの一連の流れが大嫌いである。「本を読まない=読解できない」どうしてこんなことが言えるのだろうか、もちろん無関係ではないが、読書は数ある原因の一つに過ぎない。実際に読書を全くしなくても高い読解力を持っている生徒はたくさんいるし、読書が好きでも読解力や国語力が乏しい生徒も珍しくはない。また、何を読むかにもよるわけで、子供にもよるし、個人差は非常に大きい。いつまでもこういう記事しかかけない新聞社、印象だけで記事を作っているマスコミには何の価値もない。読解力の低下の原因は複合的であり、社会全体の問題として扱わないと解決はない。でも、今の文科省をはじめとする学校制度の下では無理だろう。

 

 次は、例の神戸の小学校の教師間いじめ事件に関する記事。なんとあの事件を受けて、市立学校の校長や市教委の課長級以上の幹部ら約320名のボーナスの増額を見送る法案を可決したとか…。「はあ?」これはいわゆる連帯責任。直接かかわった校長や市教委の幹部は責任とるのは構わないし、そうじゃないといけない。しかし、他の校長先生に何の罪があるの?校長というだけで同じように処分されるってあまりにも理不尽すぎる。でも、この連帯責任が学校のダメなところを代表している。学校は昔からこういう理不尽なことや理解しがたい指導をよくやっている。校則もその一つ。「決まっているから仕方ない」みたいなノリで生徒に無理無理押し付けてくる。

 多くの人がこのニュースに落胆したことだろう。この状態では教育現場は悪化しかない。子供を安心してあずけることはできないのだ。一度、文科省筆頭とする学校制度を壊さないと、どうにもならないだろう。NHKをぶっつぶすよりも学校をぶっつぶすのが先だと思う。

f:id:kuri2013:20180629222141p:plain

進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り

現在、冬期講習生を募集しています。

説明会は12月8日(日)10:00~11:00です。

問い合わせ、申し込みは

電話またはHPの申し込みフォームからどうぞ。

 

奈良・郡山・奈良北・一条・生駒

菜畑・富雄・学園前