TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

after schoolの覚え方

 中1の英語で「after school」という表現が二学期に登場する。ニュークラウンだとL6に登場する。ご存知の通り意味は「放課後」で、別に難しい連語でもなんでもなく、一瞬で覚える生徒も多い。しかし、この連語をどのように覚えるかでその後の勉強が変わる。

 ある生徒は「after school 」を「放課後」と直接結びつけた。別に問題はない。しかし、ある生徒は「after school」を分解した。つまり、「after」 と「school」を別にとらえたのだ。そして、こうつぶやいた。『afterは~の後だらら、after schoolは学校の後、だから「放課後」か、すると、このschoolは授業という意味なのかな…』これは素晴らしい。(この後でschoolを辞書で調べたらもっと素晴らしい)このように覚えると丸暗記にはならないから、印象的だし理解も深まる、だからまず忘れることはないだろう。そして、この考え方を他の連語にも当てはめるから、どんどん連語を吸収できるようになる。驚く程のスピードで身に付き、そして忘れにくいから最強だ。もちろん、こういう覚え方ができないと長い間英語の勉強はできないし、高校へ入ってからは英語の学力はすぐに頭打ちとなる。

 しかし、何も言われなくてもこういうふうに考えることができる生徒は極めて優秀だ。ほんの一握りの生徒に限られることである。だから、この時期から教え始めていく。教えてもすぐには身につかない。何度も指導を行い、目の付け所を教えていく。すると1年くらいたつとだいぶと感覚がするどくなっており、更に次のステップへ進むことができるのだ。高校に入って単語やイディオム暗記で苦労する生徒はここが抜けている生徒が多いし、そういうことをきっちり指導する先生も実はそれほど多くはないのだ。

 些細なことだが、非常に重要で、こういたことを教えてもらえるのが塾の魅力だと思う。頻出の問題ばかりをやるのは塾ではない。(強引な終わり方です(笑))

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