TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

今頃何を言ってるのか…

 「重たいランドセル“が問題視されるなか、文部科学省が、全国の小中学校を対象に「置き勉」を認める通知を出すことになった。」

というニュースが今朝ありましたが、驚きましたね。

既に、近くの中学校では「置き勉」許可を出しているところがたくさんありますよ。小学校の状況はわかりませんが、現場では生徒の様子を見て判断しているようです。ですから、こんなことが今頃になってニュースになるのはおかしいですし、そもそも現場の判断、校長の判断でいいのですよ。なんでも、上からの通達がないと何もできないようなことでは、いざというとき大変なことになりますし、責任の所在も不明瞭になりかねないのですよ。生徒のランドセルやカバンの重さは随分前から保護者を中心に話題になっていました。現場の先生方もその声を聴き、実際に生徒を見ていろいろ考えているのですよ。ですから、今頃になって通知とはと驚くほど遅いですし、そもそも文科省が置き勉をどうするかなどを考えるのもおかしな話ですよ。現場でできることは現場でするべきですし、上は上しかできないことをするべきですよね。こういうのを見ていると学校はつくづくお役所だなと思うわけですよ。このお役所性をどうにかしないことには学校は絶対に良くなりませんよね。ちなみに、生徒のカバンの重さに何の対処もしていない学校や先生も中にはいるでしょうが、これはもう話にならないですよね。あと、「置き勉」という言い方もセンスないですね。

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