TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

なんでこんなに暑いのに部活やるんだろう…

 私は子供が体を動かすことやスポーツをすることは大変大事だし意義のあることだと思っている。だから、部活動もある程度やる方がいいし、たまにはへとへとになればいいと思っているし、また何かに夢中になったりスキルアップを目指して試行錯誤を繰り返すことも素晴らしいことだと思っている。部活動を通して得るものは多いし、確実に成長もあるだろう。しかし、今の部活動の在り方には反対である。以前よりもだいぶと緩和されたようだけど、地域による格差もあるし、同じ学校でも部活によっても熱が違う。部活によってはたいへんな時間を費やし勉強や自分の生活を犠牲にしている生徒もいるようだ。今年はコロナウイルスの件もあり部活動ができない期間も長く少し事情はちがうが、どこかの学校では隠れて部活動をしていたと聞いた。

 そして、問題は今、この夏だ。今年も信じられないくらい暑い。特に今週は地獄だ。奈良盆地の暑さは格別である。先日は奈良市で38度まで上がったらしい。これは尋常ではない。生命を脅かす危険な温度である。しかし、その状況で部活が行われていたようだ。何かあればどうするんだろう…。もしものことがあればどうやって責任をとるのだろう。これは殺人未遂と言われても仕方がないのではないか。中学生は未熟だ、個人差はあるが、体力も免疫も大人とは違う。「何かあるかもしれない」と思って判断・行動するべきである。何もこの危険な状況下で部活動をすることは無い。先生ともあろうものがそんな危機管理もできないでどうするんだろう。子供の命を守る気が感じられない。これは、一部活担当だけのことではない。校長をはじめとする学校組織全体にも言えることだ。そもそも校長が「今日は部活禁止」と命令すれば良い。そして部活指導者をその命令に従う。従わない先生は処分を受ければいい。場合によっては懲戒免職でいい。また、その命令が出せないような人は校長をしてはいけない。管理のできない管理職に存在理由はない。普通に考えたらわかることだ。でも、その普通が学校にはないようだ。これは大問題。そして、この大問題を是正できない組織、声を上げない、上げれない職員。いったいどうなっているんだろうか…。

 今年はコロナウイルスの件で今までと同じ体制では動くことができない。できないことも多く、不便も苦労もある。しかし、こういう時だから見直せばいいのだ。ゼロベースを考えるチャンスである。学校運営も部活動も根本的に見直せばいい。考え方も変えるチャンスだ。思考停止を打ちくだくチャンスなのである。

 この状況で、正直なところ今の学校や学校運営とその教育に大きな希望は見い出せない。憂いしかない。残念だ。今日のブログはただの愚痴です。

 

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