TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

塾の合格実績のアピールの仕方とそれに関して

 塾の建物の外観というのは、塾生が合格した高校名やその高校に何名の合格者がいるのかを大きく書いて貼ってあるのが一般的ですね。ほぼどこの塾でも同じですよね。特に大きくなると実績をアピールするのが激しいように思います。うちの塾がある通りにも大手塾がありますが、お約束通り合格実績を大きく貼っていますよね。まあ、通行人は見ますから、宣伝方法としては間違えではないのですが、窓の全面に広告を貼るのはどうなんでしょうね。正直あまり格好がよくないのですよね。品位も感じませんしね。さらに掲示物が歪んでいた入り、湿気で紙が波をうってしまえば見た目も悪く、逆にダメであることをアピールするようなもんですよ。ちなみに、うちの塾は何も貼っていません。チラシスタンドはありますけど、それ以外はないですね。幟も旗もペタペタとチラシを貼ったりもしていません。看板は大きめにしていますけど、建物の美しさを損なわない上品な(笑)様子です。

 

 さて、この大手塾の合格実績のアピールというのはどうも偉そうな感じが嫌なんですよね。確かに、その塾の指導があって合格ができたわけですが、「生徒の力よりも塾の力が凄いんだ」というように感じてしまうのです。「抜群の指導力と優れた教材・カリキュラムのおかげですよ…(生徒は別にたいしたことないのです)」というように感じてしまうのです。もちろん、生徒の頑張りだけでは無理ですよ。塾の授業も指導もあってのことですが、生徒の頑張りをもう少し感じるような宣伝にして欲しいですよね。

 一方、進学塾と言いながら合格実績を一切公表していない塾もたまにありますが、これはこれで謎ですね。もちろん、公開するかどうかは塾の勝手ですし、何かしらの理由があることだとは思いますが、合格実績の公表は生徒のがんばりを称えるという面もありますからね、生徒自身や生徒の思いを大切にしているかどうかに疑問を感じてしまうのです。

 ところで、それほどアピールしていないのですが、2019年の高校入試では、うちの塾から、東大寺学園に合格しています。(ホームページには書いてます)こんな小さい塾ですからね、おそらく「嘘つけ!」とツッコミが入ることでしょう。これこそ、その生徒の力で合格したのですよ。(もちろん多少はアドバイスも指導しましたよ)この合格は本当に素晴らしいのですが、塾の実績としてこれ見よがしに宣伝するのは気が引けるんですよ。もちろん、事実ですから隠蔽するのもおかしな話ですけどね。近所の大手塾は灘高校に合格者が出たことを塾の窓に貼り紙して大きくアピールしています。うちは東大寺学園に合格したことをHPに書いただけです。(笑)

 この東大寺の件についてはまた後日書きたいと思っています。

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進学塾TETSU/奈良市鳥見町/とりみ通り

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