ツイッターを見ているとアルファベットの書き順や書き方の厳し指導がやり玉に挙がってました。
その厳しい指導とは、次のようなものです。
「J大文字の上の横棒は要らない」
「Aの横棒は第二線のやや下、第二線上ではダメ」
「kは三画で書く。二画で書いてはいけない。」
いった内容です。他にもありました。私は厳しいとは思いませんが。
その指導に対してのツイッター上の意見は
「厳しすぎる」
「わかればいいじゃないか」
「これじゃ英語が嫌いになるぞ」
「だから日本の英語教育はダメなんだ」
「外国人はもっとひどいぞ」
と言った意見でしたね。さあ、いかがでしょうか?
教える側からすると書き方や書き順を指導するのは別に自然なことですし、別に悪いことではありません。正しい文字を書くためには指導が必要でしょう。ただ、アルファベットの書き順に関しては漢字程厳格ではありません。また文字が漢字程複雑でもなく単純ですから、比較的認識しやすいのですよ。だから、ややおおらかに見てやってもいいのです。問題なのは、指導時の厳しさというよりは採点するときの厳しさですよね。明らかに読める文字を✖にされれば子供はつらいですよ。Aの横棒が数ミリ上にあるだけで✖にされるとそれは腹も立ちます。文字は共通のものだからその共通性が担保されているのなら✖にする必要はありませんよね。そのあたりのバランスが問題だと思うのですよ。だから書き方や書き順指導にとやかく言うのは問題ですし、筋が違うのです。
でも、笑ってしまうのが、「外国人はもっとひどいぞ」という意見ですね。これはひどくて読めないという意味ですよね。だから書き順などどうでもいいとい論を展開したいのでしょうが、そんな論はおかしいでしょう。飛躍というか成立しない論ですよ。全く別次元の話ですからね。そもそも文化が違いすぎるのですよ。こういう意見には惑わされないようにしないといけません。
漢字の書き順を否定する人も多いですが、相当嫌な指導を受けたのでしょうね。筆順の意味をしっかりと分かっていないと陥りますよ。そこまで先生は教えなきゃいけないのに、それができずに厳しすぎる指導をするからおかしなことになるんですよ。でもね、例えば、親が「書き順なんかどうでもいい」と言ってしまうと子供は困るんですよね。基準がいくつもあると子供はやりにくいし、混乱してしまいます。そして先生の指導に従わなくなる可能性もあるわけですからね。良い大人が無責任なことを言ってはいけないのですよ。
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