TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

そこに愛はあるんか?

kuri2013.hatenablog.com

 

 先日もブログに書きましたが、厳しすぎる採点が後を絶たないのですよ。ツイッターを見ていると次から次へと厳しすぎる採点で✖をつけられら0点をつけられた答案が話題になっています。私が最近見たのは漢字テストでしたね。止や払い、文字の歪みやバランスがおかしいだけでことごとく✖にされていました。ツイッターには答案の画像があげられており、親もどうすればいいか分からなくて困っている内容のツイートが添えられていました。

 そこであるフレーズが思い浮かびました。

それは「そこに愛はあるんか?」というテレビCMでよく聞こえるあのフレーズです。あのCMはおもしろいですが、言うまでもなく非常に大事なことですよね。人間どうしのかかわりには必ず「愛」や「愛情」というのが必要で不足しても過剰でも問題が生じるものです。特に教育や医療にはこの「愛」が不可欠だと思いますし、鍵を握ると思っています。しかし、厳しく採点されたその答案を見る限りそこに愛は感じないのです。愛情というものが全く感じられないのですよ。愛を感じることができれば親もツイッターに上げるようなことは無いはずで、絶望的な不安をツイートすることもなかったはずです。突き刺さるような厳しさだけでは生徒を指導することはできません。絶望しか与えないような厳しさでは指導にはならないのですよ。そのあたりに少しでも配慮があれば、厳しさも意味のあるものになると思いますがね。いかがでしょうか…教育者が肝心のことを忘れてしまっている日本の教育に未来は見えないですよね。つまらない改革をするのではなく、教育の根本を問い質してだきたいものです。

 

 

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