TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

そんな思いをしてまで部活をする意味は…

 不快な思いや怖い思いをしてまで部活をする意味はあるのだろうか…

先日、生徒が部活のことを語ってくれた。部活の厳しさやしんどさをいろいろと語ってくれたのだが、その後で顧問に対してのことも語りだした。どうやら顧問が異常に怖いらしいのだ。厳しいだけではなく怖いというのだ。失敗したときやメンバーの足をひっぱるようなことがあれば驚く程厳しく指導されるという。怪我をしても休めない。辞めようとすれば叱られ、ひどい言葉を浴びせられると言うではないか。そんな思いをしてまで部活を続ける意味や価値はあるとは思えない。明らかにパワハラであり人権侵害である。なぜ、そのようなことが罷り通っているのか、放置されているのか…もちろん生徒の話だけではすべては見えないが、実際、同じような話は他の生徒からも聞こえてくるし、他の地域の話もよく話題になる。どうも一部の勘違い熱血顧問がいるようだ。校長は部活を見学するべきだ。どういう指導をしているのかを自分の目で見るべきだろう。そして、行き過ぎた指導や厳しすぎる指導は校長自らが指導するほうがいい。指導者も指導されないといけない。されるべきだ。校長は管理職としての責務を果たすべきだ。

 基本的に部活動は楽しむものだし、その活動を通して何かに打ち込んだり、技術の向上を目指して努力をしたり、時には仲間と喜びを共有したり、助け合ったり、そういうのが部活動だと思う。その結果、優勝したとか金賞を取ったとかになればいいと思う。部活動で傷ついたり大事なものを失うようなことがあってはならない。

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