TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

進学塾とは

中1の生徒が気合が入っていないので、久しぶりに説教をした。もちろん長くだらだらの説教はしない。10分程度でビシッと終わらせた。その中で強く訴えたのは。我が塾は「進学塾」であるということ。名前に進学塾ってつくので当たり前なのだが、中1には進学塾とはどんな塾であるのかが意外とわかっていないものである。だから、なんとなく惰性で通っている生徒もいる。中には親に言われるから通っているような生徒もいる。集団だからいろんな生徒がいるが、根本的な目的が同じでないと意味がない。全員がほぼ同じ思いで通うのが塾である。あまりにも個人の考えに差異があると塾ではない。そういう意識の差も感じたし、中間考査が終わって気持ちも抜けているところなので、説教がてら進学塾とは何かを説明した。

 進学塾はある一定のスピードで授業が進む。もちろん学校よりは速い。そのスピードに合わせることで学力を身につけていく。その授業に合わせようと努力することで成長するのである。だから、進学塾には勉強して通わなければならない。勉強しないで進学塾に通うなんてことは間違いである。特に集団の進学塾なのだから、勉強しなくてよいわけがない。宿題をしっかりすること、小テスト勉強を完璧にすること。時間があれば復習すること。それらが進学塾に通う上で当然しなければならないことである。もちろん、どうしても忙しくて小テスト勉強が中途半端なときも、うっかり宿題を忘れることもある。しかし、2回以上続くのはおかしい。2回以上はやる気を感じないし、それは進学塾に通う姿勢ではない...

 まあ、以上のようなことを、かなり厳しい口調でパワフルにしゃべったので響いたことだと思うが、こういうことは一度だけではなかなか浸透しない。勉強の方法を伝えるのと同じで何度も言い続けるとが大事である。当然、言い方を変えてですが。

 さて、次回の中1はどうか。また説教されるのか、ほめられるのか…たいへん楽しみだ。