TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

汚い学校は嫌だ

 先日の三者懇談で、中3の生徒が「あの学校は汚いから嫌だ」と言ったのです。その後「あんな学校で勉強したいとは思わない」と続けました。模試を受験するために何度か訪れたときに思ったようですね。いやあ、ごもっともな意見です。当たり前ですよね。落ち着いて勉強しようと思えば環境は非常に重要なことは言うまでもありません。まずは建物や教室などの物理的環境は大きいものです。不快な思いを抱いて深い思考は無理です。あるいは、汚い様子を目の当たりにしても何もインスパイヤされることはないでしょうね。ですから、この生徒が言うことは本当に重要で、はっとさせられましたね。学校だけでなく塾も環境の美しさには気をつけないといけません。別に建物や教室が古いのは悪いことではありません。古くていいものはたくさんありますし、安全性に問題が無ければなるべく長い間大事したいものです。

 汚いのがダメな理由はもう一つあります。その汚さはそこにいる人の感覚そのものだからです。学校なら生徒や先生ですよね。汚くしているのはそこにいる人で、汚いまま放置しているのもそこにいる人で、少なくとも校長はじめ先生一人一人が美化意識を持つべきですし、学習環境には責任を持たなければならないのですよ。しかし、放置されているということは教員のレベルは極めて低いと言わざる得ないわけですし、学校側に生徒を大切にしようとする心構えさえが見えないということなのですよ。説明会でどんだけきれいごとを言ってもこれでは興ざめです。公立高校ならともかく私立高校だと尚更です。

 教育の問題点が頻繁に話題になりますけど、こういうことにもきっちりと出ているわけで、校内暴力がひどかった80年代ならともかく、これだけ様々なものが発展し成熟している時代にこの様とは...やはり学校教育は終わっているのでしょうね。金儲けばかりを考えるのではなく、教育に携わる責任と誇りを感じてもらいたいものです。

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