TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

校則について

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 高校生の黒染め強要の件以来、校則が話題になっていますけど、私は校則はある程度厳しくてもいいと思っています。もちろん人権を侵害するものはダメですし、明らかにナンセンスな校則は看過できませんけど、ルールは大事ですしそれを守ることでいろんなことを学べるのですから、不要なわけがないのです。ネットを眺めていると「校則なんてなくてもいい」というような極端な意見までもあって驚いていますが、自分勝手で視野の狭い10代の子供がルール無しでやっていくことなどほぼ不可能でしょう。もちろん、小さな集団ではしっかりと教育すれば可能ですよ。しかし、何百人と生徒がおり、しかも価値観は様々ですよ。その学校へ入るまでに受けてきた教育もかなり違いますし、家庭環境だって異なります。そんな生徒をルール無しでまとめることは無理ですよね。何を血迷っているのかと思いましたね。

 

 自分もそうでしたが、中学や高校に通っているときは校則って堅苦しいですし、面倒なものに思ってました。疑問を感じたことも、理不尽だと思うようなこともありました。もちろん、違反したこともあるわけですよ。その時にいろいろなことを考えるのです。「ばれたらどうしよう」と思ったり、ばれないようにどうするべきかを考えたりしたものです。また頻繁に友人たちと校則について話し合ってましたね。「こんな校則はおかしい…」「他校ではこんな校則があるらしい…」という具合ですね。自分はそこまではしていませんけど、中には集団で先生や学校側に訴えたりする生徒もいましたよね。素晴らしいじゃないですか、校則をめぐって悩み怒り、そして行動を起こしていろいろなことを学ぶのですからね。成長過程にはやはり必要なのです。目の前に立ちはだかる頑固おやじのように校則は存在すべきなのです。

 そんなに校則が嫌ならば、最からある程度校則の緩いところを選べばいいだけですし、そもそも高校は自分で選んで行くのですから、そこまでしっかりと視野に入れて選べばいいと思います。まあ、これについてはいろいろな意見があるでしょうね。どこに視点を置くかでも見解は異なるものです。ばっさりと全否定していいものではないと思います。

 そして、先生は先生で自分の学校の校則が適切であるかどうかはしっかりと話し合うべきですよね。中には時代錯誤なものや奇妙な校則もあるでしょうからね。決まっているからと言って何も解説しないで押し付けたり、何も考えないで時代遅れの校則を放置するのはいけませんよ。

 

 

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