TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

先生が根拠のない自信…

 政治家と生徒の言い訳はよく似ていて、思わず「そんなわけないやろ!」と突っ込みたくなるのですが、学校の先生も生徒とよく似ているところがあるのですよ。それは、頻繁に聞こえてくるのですが、公立高校の先生が言う「塾・予備校に行かなくてもいいですよ」という発言に関してです。ちょうどこの時期ですよね。これをよく言っておられるのは。入学してきた高校1年の生徒に言うのですよ。中には塾・予備校の悪口まで言う先生がいるらしいのです。この件についてはツイッターなどでは頻繁に話題になっているのです。別に塾・予備校に行かなくてもいいと思うのならそれでいいのですが、営業妨害は困りますよね。しかし、「塾・予備校へ行かなくてもよい」などと思う根拠は何なのでしょうかね。それが知りたいのですよね。いろいろな話しを聞いていると、大学へ行くのは学校の授業でけで十分ということらしいのですよ。「はあ?」または「えっ?」ですよね。トップ校であればまだわかりますよ。偏差値50~60くらいの高校でこれを言われてているのですよ。公立高校のカリキュラムと適当な授業でどうやって大学に合格できるのでしょうか…。また、部活ばっかりやらせておいて、何も指導せずに、生徒を鼓舞することもなく、どう考えても厳しいですよ。ご存知、大学は全国大会です。狭い地域で競うものではありませんよね。全国には優秀な高校は履いて捨てるほどありますし、公立だけでなく私立もあるわけですよ。できる生徒はごまんといます。そんな厳しい環境の中で「塾・予備校へ行かなくてもよい」などと発言するのはもはや「ご乱心」としか思えないのですよ。できない生徒が「今回は大丈夫」と言う時の根拠のない自信に近いものを感じるのですよ。今年の大学入試の厳しさを知らないのでしょうか。本当に不思議すぎます。

 本当に生徒が塾・予備校へ行かなければ、中堅の公立高校なら、まともに大学に合格できるのは数パーセントから10パーセント程度ではないでしょうか。それほどの厳しさだと思いますよ。特に今春のような厳しさだと想像するのも怖いです。このような現実をご存じないのか、それとも自分の在籍する公立高校に絶対的な自信を持っているのか、どっちにしてもナイーブというか、ファンタジックというか、子供を預けることに大きな不安を感じるのですよね。実際、長女の時も次女の時もこういうことを目の当たりにしてきましたから、聞き流せないのですよ。

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