老いたな、母上も…

 昨日は母の日だった。私は普段、基本的には親不孝者だが、この日だけは何とか孝行をしたいと思っている。毎年、花あるいはそれに準じたものを贈るのだが、今年は花は不要、ポットが欲しいというので一緒に買い物に行った。いくつかの家電量販店を一緒にまわって適当なものを探した。一緒に歩き回って気になったのが歩くスピードである。母の歩くスピードが明らかに遅くなっていた。母は長年看護師をしており、気力も体力も人並外れたものを持っていた。驚異的な元気さだった。当然歩くのも速くて、数年前に一緒に歩いたときは、そのスピードの速さに驚いたことを覚えている。そんな母も昨日は歩くのが随分と遅くなっていた。元気そうには見えているが明らかに老いていた。そりゃあ、自分もいいおっさんなのだから当然と言えば当然である。しかし、寂しいものを感じずにはいられない。「孝行したいときに…」とはよく言うが、感謝するだけでなく大事にしたいものである。