実力テスト受けると志望校の判定が出る。
五木模試なら5段階、A~Eで判定される。「近大附属高校がB判定だったから大丈夫かな…」「一条高校はE判定だから、やばいな、どうしようか…」などと思いを巡らせる。
ではこの判定はどのように解釈するべきか、考えてみよう。
私はA~E判定を次のように考えている。
A:大丈夫、問題なし。受験校を一ランク上にしてもOK。
B:まあ、大丈夫。どんどん勉強を進めよう。
C:五分五分。滑る可能性も十分にあるし、無理ということでもない。頑張り次第。
D:危険。万一を十分に覚悟して臨みましょう。
E:無理です。受験校を変更しよう。
しかし、A判定でもダメなものはダメだし、E判定でも奇跡が起る可能性もある。
例えば、3回受験して3回ともA判定が出た生徒と、1回だけA判定だった生徒とはA判定の意味は全く違う。あるいは、A→B→Cと判定が徐々に下がっている生徒とC→B→Aと徐々に判定が上がっている生徒でもA判定の意味は違うのだ。
大事なのは実力試験結果は一つの試験だけでは見れないということ、点ではなく線で実力をとらえるべきだということ。11月で主な実力試験が終わるが、それからの二か月の成績の変化を予測することが大事なのである。
そして忘れてはならないのは判定と判定の間には大きな差がないこともある。つまり、20点足りなくてD判定である場合と、わずか1点足りないだけでD判定の場合もある。1点違えば合否さえ変わるのだから当然のことだ。
実際、判定が出ると一喜一憂あるが、しっかりとその判定と判定の背景を見て欲しいし、そう簡単に諦めてはいけないのだ。判定が出ればなんとか可能性を探す。とにかくポジティブに行こう。
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