TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

進路指導は試験の結果だけを見てやるものではない

 秋の実力テストがどんどんやってくる。そのテスト結果で進路指導をする。(実は進路指導という言い方はまり好きじゃないが、わかりやすいので使う)例えば、「偏差値が50あるから〇〇高校は大丈夫」、あるいは「偏差値ご60を突破したから、△△高校へ挑戦しよう」こんな調子で進路指導をしていると思われる方は多い。でも、進路指導はそんな単純なものではないし、簡単でもない。それで行けるのなら先生は不要だ。偏差値のリストが一枚あればだれでもできる。わざわざ先生に指導してもらわなくてもできるのだ。実際、入試をすると偏差値が足りてなくても合格する生徒はいるし、偏差値的には何も問題ないのに不合格になってしまう生徒もいる。だからこの時点の成績だけで指導するのはよくないのだ。進路指導で大切なのは実力テストの結果が出てからの伸びを予測するとだ。実際に受験があるのは2月だから、11月末で結果が出てから約2か月が経過している。この約2か月間の成績の伸びを読めないとダメなのである。2か月もあれば伸びる生徒もいれば、落ちる生徒もいるからだ。びっくりするほど変化するのだ。もちろん、その伸びを予測するためにはその生徒のことを知らないといけない。今の勉強の様子や、何が弱点で武器となる教科は何なのか、一日どれくらい勉強をしているのか、その情報や様子でこの2か月の伸びを予測する。だから教えていない生徒の進路指導は難しい。もちろん、大体はわかるけけど、伸びの予測は無理だから、誰にでもできる普通の指導になってしまう。ギリギリのラインは見えない。私が塾生に進路指導をするときは現時点での偏差値はどうなのかと、この2か月で伸びるかどうかをしっかりと予測する。だからうちの塾生に関しては進路指導時点で多少偏差値が低くても、伸びが期待できればOKを出す。多少偏差値が低くても諦めなくてもいい。偏差値2程度なら当然、偏差値が5低くても予測をしていく。偏差値を上げる指導もする。もちろん、いろんなケースはあるが、うちの塾生は無理目の入試でもうまく行く生徒は多い。それほど直前の2か月の伸びは大きいのだ。この2か月の指導も重要なのである。大切なのはこの不分を補うために必死になることだ。必死さがないとうまく行かないのだ。

 まあ、そういうことです。今年も逆転が見込まれます(笑)

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