TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

誰のための進路指導か?

 自分の受験なのに受けたい高校を受験できないことがある。決して成績が足りてないわけではないのに…例えば通知表はall5実力も偏差値67、68はある。でも、志望校は奈良高校ではなく郡山高校だ。というケースがある。別に珍しくはないし、よくあるケースだ。郡山市内の方なら普通のことだろう。でも、普通の大手塾なら間違いなく奈良高校を受けさせる。本人も親も快諾すれば問題はない。でも、そうはいかない。郡山高校を志望する生徒は昨日今日の志望ではないことが多い。小さい頃から子供の頃から憧れだったりするのだ。もしかしたら親も郡山高校出身で親子で郡山を狙ってるケースもある。なかなか大変なのである。素直に快諾などありえない。でも大手塾はそんな事情も本人の希望などもどうでもいい。奈良高校の合格実績を出したいだけだ。だから、成績優秀者は奈良高校の受験をを勧めるし、いやそんな生易しいものではない。説得するのだ。郡山高校を否定し(ディすることも)てまで、親子とも説得するのだ。そこまでして受験校を誘導するのだ。もちろん、いろんな方がおられるので感謝する人もいるかもしれない、でも不快に思う方も多くいるだろう。自分の志望を否定されるんだからね。「気い悪いですわ」となりかねない。で、うまくいけばうやむやにもなるが、無理やり奈良高校に変更させられて奈良高校が不合格になるケースもい実際にあるわけだ。これはシャレにならない。最悪だ。謝っても謝りきれない…

 これが大手塾の考え方だ。こうやって受験者数を確保していく。実際、受験者が少ないと話にならないからね。まずは受験者数を確保するのに必死になる。ちなみに、この手の大手塾では受験者数のことを「玉数」と呼んでいる。鉄砲玉と同じで「数うちゃ当たる」と考えている。実際に会議でこの言葉を聞いたことがある。もちろん、さすがにこの言い方は社内でも賛否があるところだが、平気で使う人も多いのだ。きれいなことを言ってても裏ではこれだ…こういうのが嫌で私は前の職場を辞めた…

 だから、入塾説明を受けるときには進路指導方針は確認しておく方がいいのだ。もちろん、うちは生徒の希望を最優先の進路指導です。

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