TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

鶯色ってどんな色?

 私が小3の時でした。担任の先生が何かを説明した時に「鶯(うぐいす)色のやつ」って言いました。「鶯色?」鳥の鶯は知っていても鶯の実物を見たことがなかった私は「???」だったのです。もちろん、しばらく経過してから知ったのですが、他にも「瑠璃色」なんて言われることがあったのですが、瑠璃とは何か知りも知りませんでしたし、「臙脂色」については「園児色」としか思わなかったので、益々わかりにくかったのですよ。こういうことは日々の生活の中で、コミュニケーションを取りながら学んでいくものだと思うのですが、不確実ですよね。日常生活の中での学べる生徒は限られます。生徒格差が本当に大きく、ここでの差が学力にもなるわけなんですよ。それであれば、「教えた方がいい」と思い「色の名前、色のイメージや意味」をテーマに授業を作ったのです。「総合」という設定して、こういうたぐいのことを小学生に教えているのです。普段の生活で学ぶようなこと、授業の雑談になるようなこと、国語、算数、理科、社会のどれかであり、どれでもなようなこと、つまり「雑学」を授業にしたのが「総合」なのです。隙間を埋めるような意味もありますが、好奇心を刺激し視野を広げることを大きな目標にしています。もちろん、生徒から好評です。普通に勉強することはもちろん大事ですが、こういったことも大事な学びの一つだと思っています。

 ところで、話は戻りますが、「鶯色」と言った先生の感覚は疑いますよね。学校の先生って意外にこういうところがあるんですよね。

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