TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

なるほど「演説を作る」から「演説をする」となるのか…

 make a speechというイディオムがある。ニュークラウンならBOOK3に登場する。頻度は高く重要なイディオムだ。意味は「演説をする」となる。別に難しくもなんともないんだけど、生徒にとってはそれほど簡単ではなかったりする。実はspeechという言葉が生徒にとっては日常的ではない。大人の場合は「結婚式のスピーチ」ということもあり、「人前で話すこと」という意味を生活的・経験的に知っている。だから「スピーチ=人前で話す=演説」は自然に入ってくる。生活的・日常的な言葉というのは受け入れやすく、理解も早い。例えば、僕らはレコードやカセットテープといったアナログ経験がある。すると雑音を経験しているし、それを知っている。雑音をnoiseという事もどこかで知る。だからnoisyという語と出会っても受け入れやすい。もちろんmake a noiseも瞬時に受け入れることができる。だから日常生活の中には、いろいろなものを積極的に取り入れておきたいし、子供には様々な経験をさせておきたい。言葉の学習というのは土台が必要で。その土台は日常生活なのである。

 少し上のレベルの観点では、「make a speech」を直訳すると「演説を作る」となる。『なるほど「演説を作る」から「演説をする」となるのか。わかったぞ』となる。でもこの流れで覚える生徒はごく少数なのである。相当賢い生徒だし言葉のセンスが極めて高い生徒なのだ。考え方として教えてあげないとなかなか気が付かない水準のことなのである。教えてもすぐに忘れるし…

 

中3の教科書にはこれだけ出てくる

 make a mistake

    make  a  noise

    make a choice

    make a decision

   

 覚えるときは、今、言ったように「作る」という意味を中心に考えるといいだろう。決して「make a mistake」 の3語で「間違う」と覚えないように(これが丸暗記)。 『なるほど「間違いを作るから」から「間違う」となるのか』というふうに勉強するべき。こういう勉強の積み重ねが英語の考え方や特徴の理解つながるから、そのうち勘が冴えその勘がセンスとなっていく。そして勉強が上手になる。そういう感じですね。

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