TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

紙飛行機も折れないとは…

 今日の小6の算数の授業で、折り紙を3回折った後で角をハサミで切ったときの面積を求める問題があり、なかなか難しいので実際に折り紙を使って解決をした。

 せっかく折り紙を出したので、生徒たちに鶴を折るように指示をしてみたが、残念ながら、まったく折れない。毎年、平和学習で折り鶴を折るんだが、コロナのためにそれもなく、完全に忘れてしまったようだ。仕方がないので、鶴はいいから別のもを折らせようとしたのだけど、全く折れない。残念なことに何も折れなかった。仕方がないので、紙飛行をおらせたら、わけの分からないものを折り、全く飛ばない。どうやら紙飛行機を折る経験などほぼ無いようだった。これにはさすがに僕もショックで紙飛行機の折り方を教えてあげた。すると結構夢中になって楽しそうに折っていた。

 今の時代、遊ぶものはたくさんあるし、折り紙のような地味なものに魅力は感じないとは思ったのだが、教えてあげると結構楽しんでいるし、意外に夢中になってた。どうも大人が教えていないのではないか…そんなことを思った。時代にそぐわない文化は廃れるし、価値を失った文化も廃れる、そして当然のことながら伝えないと確実に廃れる。これだけいろいろなものがある時代なのだから、伝えないと伝わらない。確実に廃れてしまう。文化を後世に残すことは大事だし、尊いことだと思う。こういうものは確実に伝えていきたい。

 でも、折り紙は手先を使うからどの世代にもいいと思う。頭を刺激するにはなかなかのものだと思う。子供の頃は本当に夢中になっていた時期があったね。

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