TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

「うっせいわ」を聞いてみた

 話題の「うっせいわ」を聞いてみた。どうやらママたちが子供に聞かせたくないということで話題になっているようだ。それで興味が湧いてきた。

 歌詞を聞いていると言いたいことはよくわかる。若い時には誰しも思うことだし、多くの共感を集めることもできるだろう。自分も若い頃思ったことだ。だから、歌詞そのものが問題あるとは思えない。ただ、歌にするほどの内容でもない。居酒屋で愚痴ったり、ツイートする程度で十分だ。気になるのはメロディーの方だ、テンポは良いがどうも美しくない。ボーカルも然り。全然心地よくない。いい気持ちになれないのだ。ただ感じるのは「しんどい」ということ。だからもう一度聞きたいとは思わない。僕は歌詞よりもメロディーを重視するので歌詞はあってもなくても、変な内容でも構わない。メロディーが良ければ大概は許す。(もちろん歌詞は良いにこしたことはない)だからクラシックも、フュージョンも、アニソンも、演歌もコミックソングも好きだ。

 最近の流行歌はあまり知らないが、こんなしんどい曲を聞くくらいなら、YOASOBIの方が圧倒的に良い。それは心地いいから。もう一度聞きたくなる。何度も聞きたくなる。BGMにしたくなる。別に一日中聞いていてもいいくらいだ。

 気になることは、この曲だけでなく、最近は単純なわかりやすい歌詞の曲が多い。言葉そのものが美しくないし、直接過ぎる。曲を作る側の知性も聞く側の知性も決して高くない。それに加えてこのしんどいメロディーだ。若者たちの間で大きな変化が起きているに違いない。えらい先生の分析を期待する。

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