TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

折り紙、意外に大切かも

 この折り鶴は小6女子に折ってもらった。なかなかいい手つきで躊躇なく折ってくれた。明らかに「慣れた」手つきだった。全く危なっかしくなく、最初の折る様子を見てるだけで、「いい鶴ができそう」と思った。お見事な手つきであり、その様子はエレガントささえ感じるものだった。慣れた手つき、エレガントな様子は見ている人も安心させる。さすがのお手並みだ。何事も「慣れている」ことは大事だ。慣れていると無駄も迷いもない。いつも言ってるが勉強も慣れが大事。慣れれば無駄もロスもなくスムーズに進む。勉強こそ慣れが意味を持つ。もちろん、慣れるまでしっかりと訓練が必要だ。惜しみなく時間をかけ「慣れ」を得ることが大事なのだ。

 

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 ちなみに、最近は折り鶴が折れない生徒も多い。ほとんど経験がないみたい。折り紙なんかしなくても遊び道具も娯楽もたくさんある。でも、そういう問題ではない。子どもの頃折り紙を経験することって、決して無駄じゃない。勉強に与える効果もけっこあると思う。特に折り鶴のような場合、折り方が複雑だから、工程を暗記するのも頭を使う。もちろん、図形感覚にも影響はあるだろうし、紙を丁寧に折るには手先を器用に使わないといけない。当然、脳に刺激はたくさん行く。そういうことなんだ。折り鶴をしなくても問題がないように思えるんだけど、やっぱり無駄な経験などはない。文化を残すという意味でも意義はあるわけだし、暇があれば折り鶴くらいは教えておきたい。

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進学塾TETSU/奈良市/富雄/小5~中3