TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

中学生にもなればテンポの速い漫才を理解することは大事

 私は子供ころからお笑いが大好きで、特に吉本新喜劇と漫才が大好きでした。今は新喜劇はほとんど見ませんが、漫才はよく見ています。私がこの数年で最も好きな漫才師は「ノンスタイル」ですね。他にも個性的で実力のある漫才師は多いですが、自分としては圧倒的に「ノンスタイル」です。しゃべりのテンポが速いのはもちろん心地いいですが、次々と飛び出す石田のボケは相当に練られており、予想のつかないボケと展開が待っているのです。また布石も上手ですよね。冒頭のボケたが中盤、後半でも必ず出てきて、退屈させません。そして、着眼点も秀逸で一般人が思いつかないことをボケに使うので、一瞬わからないこともあります。また、基本と言えば基本ですが、相方の言葉と似たような言葉をかぶせて韻を踏んだボケもたいへん巧みで、美しく心地の良い響きがあります。それも一つではなくポンポンでてきますから、本当に石田の言葉のセンスには敬服します。10分~15分の間をぎっしりと詰まった言葉を連続で出し続けるのですから相当な稽古をしていると思われますが、基本的に頭がいいですよね。

 さて、中学生になればこういう漫才をきっちりと楽しめるようになって欲しいですね。速いテンポの会話をきっちりと聞き取ることも大事ですし、ボケを聞いて言葉のセンスを鋭くして欲しいですし、もちろん、漫才の展開を予想し、わくわくしながら話を聞き入る経験は大事だと思います。こういうのを聞いていると話もうまくなるでしょうね。一発ギャグや体をはってとる単純な笑いしか理解できないようでは中学生として寂しいです。  

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