TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

与えるだけでは無理

 最近、こういう本がたjさん出ていますね。なかんか良い感じがするのですが、どうでしょうか?我が子に言葉を覚えさせたいと思って購入する保護者が多いと思いますが、国語が苦手な子供、語彙の少ないこどもにこれを与えても多分無理でしょうね。まず、読むかどうかの問題がありますし、読んでも力がつくかどうかは分かりません。マンガでわかるとは書いてますが、苦手な子供はマンガさえ読めないことが珍しくないのです。最近の複雑なマンガを読める子供は相当優秀だと思います。

 では、どういう子供に向いているかという言いますと、高学年ですね。10歳までと書いていますが、中学生以上の生徒に効果があると思います。実際に中学生以上になると結構高い語彙に触れるわけですし、これくらいの本が丁度解説に使えると思います。もちろん、大人が読むのもいいですよ。意外にきっちりとした意味をわからないで使っている言葉が多いですから、こういうものをできっちりと理解を深めるといいと思います。このような子供用教材は意外に大人にも向いているのです。

 

 では小学生に対して、10歳までの子供に与えるのであれば、どうすればよいでしょうか?それは、本に出てくる語彙を実際に親が子供に対して使うことだと思います。言葉というものは実際に使わないとダメなのですよ。実際に使っている場面に遭遇しないとダメのなのです。本で学んだ言葉が普段の会話に登場することが大切なのです。でも、子供だけの会話では難しいですから、親がきっちりと子供に対して、子供の前でその言葉を使うことが何より大切です。そうすれば本の価値も相当なものになるでしょう。読まずにブックオフに売られることもないでしょう。

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