TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

プログラミングって全員が学ぶ必要あるのだろうか…

 プログラミングを小学生に必修化するとか話題になっていますけど、本当に全員が学ぶ必要があるのでしょうかね。国としては多くのITエンジニアを育てたいということらしいですが。いつも思うのですが、もっと基礎的なことを勉強があるのですよ。例えば、理科ですね。自然の摂理・法則・メカニズムをもっとしっかり学習すればプログラミングを学ぶ土台になるでしょうし、エンジニアや科学者を育てることにつながるはずです。プログラミングのような専門性の高いことに低学年から絞り込むことに不自然なものを感じます。低学年は幅広く好奇心を刺激し興味を持たせることが必要なのですよ。理科の面白さや大切さをしっかりと教えてやれば将来プログラミングに進む子供も増えるでしょうか、もしかしたら、それ以上に素晴らしい道を開拓する人が育つかもしれません。

 国の偉い人は教育の現場を知りません。生徒の学力を把握していません。テスト結果を数値でしか見ることしかができないのです。それで、去年よりどうだとか、国際的にどうだとかを議論して自分たちの都合の良いように方針を立てるだけですからね。例えば、「太陽は東から昇る」というレベルの自然の当たり前の法則を知らない子供は多いですし、またどうでも良いと思っている生徒も多いです。また言葉としては知っていてもどういうことかを理解している生徒は少ないですね。中学生でも偏差値50程度生徒でもそんな様子ですよ。そんな現状も知らないで、プログラミング教育を推進するのはどうなんでしょうかね。

 ちなみに、小学生には理科の専門性の高い先生を配置するべきですね。理科実験みたいなことだけでなく、ちゃんと理科を教えられる先生を養成し配置して頂きたいものです。そして、夏休みなんて休ませるのではなくって、理科の特別教室を開いたらいいのですよ。一部の人と業者が儲かる体裁だけの教育改革はいい加減にしてもらいたいものです。

 

 

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