TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

だってもさってもない!

 注意したり叱ったりすると、「だって~」と言って、言い訳をしたり、理屈をこねる子供がいます。こういう子供は何度も何度も「だって~」というものです。そして、我を通そうとしたり、通らなければ拗ねてしまったりすることもあるでしょう。こういう子供には、優しく対応したり、分からせようとして話をしても意味がありません。子供が「だって~」と言い出したら、「だってもさってもない!」と一喝して終わるべきです。その後、拗ねてしまったりしても気にしてはいけません。むしろ拗ねたことに叱るべきなのです。多少理不尽でもいいのです。親はそれくらいでないと子育ては出来ませんからね。それにしても、「だってもさってもない!」と一喝すればスカッとしますよ。そういうものです。

 

 さて、「だってもさってもない」の他にも、「だってもヘチマもない」という言い方もありますね。ここでのヘチマは役立たたないものという意味が込められているようです。元は「ヘチマの皮とも思わず」という慣用表現があります。ヘチマの皮は役立たないもの、価値の無いものですから、「だってもヘチマもない」は、「その言い訳のはヘチマの皮同様価値のないもの」、ということを表しているのです。これも面白い言葉ですね。

 

 よく似た表現で「◯◯もへったくれもない」というものもあります。「分からへんもへったくれもあるか!」という具合に、昔、母によく言われたものです。この言葉も相当な破壊力があるとうか、言い訳を封じ込める魔法のような言葉です。(笑)最近ほとんど聞かなくなりなしたね。それにしても、「へったくれ」とは何でしょうね。

 

 

ちなみに、今回が777号の記事となりました。 

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