TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

塾の授業は分かりやすくて当たり前?

 一般的には塾の授業は学校と比べると分かりやすいと思われている。その分かりやすい授業、質の高い授業にお金を払っているのである。しかし、それは一昔前の話である。全ての塾の授業が、目からうろこが落ちるよな分かりやすい授業とは限らない。転塾してきた生徒の話を聞くと驚くほどひどい塾もある。精度の高い塾用のテキストがあるからギリギリ成立している背景もあるだろう。名前の通った大きな塾でも、良い授業は一部のクラスだけである。全てのクラスに良い授業が提供されているわけではないのだ。経験のすくない未熟な先生が驚くほど多いのだ。特に価格の安い個別指導なんかはあり得ないレベルである。だいたい、先生は研修ででき上がるものではない。もちろん、研修は必要だし、否定はしない。しかし、研修だけでは完成しないのである。やはり経験がものをいうし、どんな師匠に師事しているかどうかも大事なのである。どこの駅前にも教室があるような塾が各教室に授業の上手い先生など配置できるわけがないのである。

 どの業界の品物もたいへんよくなり、差がほとんどない。しかし、授業はそうはいかないのである。塾のシステムや教材には差はなくなりつつある。でも、先生自身と先生が作る授業については依然としてかなりの差があるのである。塾はどこも同じと思いってはいけない。コンビニや家電量販店とは違うのである。

 ちなみに、優しくて親切な先生が良い先生だと思う風潮がある。もちろん全否定はしないが、優しくて親切だけの先生は生徒を伸ばせない。生意気盛りの中高生を指導することはできないのだ。授業がいまいちでも人柄で勝負をする先生もいるかもしればいが、おかしな話である。

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