TETSU JUKU

塾業界や教育業界の問題に迫ります。

下線部を尋ねる疑問文

 この時期になると中1の英語では疑問詞を学習する。と言ってもも、まだwhowhatの二つ程度である。この疑問詞を学習すると登場するのが、「下線部を尋ねる疑問文を作りなさい」という問題である。この問題は慣れないと難しい。初見ではまず、戸惑うし、ほぼ100%間違ってしまう。

 

具体的には次のような問題である。

This is a ship.(下線部を尋ねる疑問文にしなさい。)

答えは、What is this?となる。下線部を疑問詞に変えるのである。

 

しかし、生徒はIs this a ship?と答えるのである。

これは無理もない、下線部分を尋ねるのだから、「これは船ですか。」と考えるのは普通である。だから、Is this a ship?と答えるのは当然のように思われる。

しかし、Is this a ship?が解答になるのであれば、「疑問文にしなさい。」という指示十分なのである。

 

 この問題は昔からあるお決まりの問題であるが、それにしても、分かりにくい指示である。正直あまり良い問題とは思えない。本当は「下線部が答えとなる疑問文を作りなさい。」とするべきで、実際そのような指示の仕方の問題も存在する。この問い方は理に適っている。Is this a ship?と尋ねれば、Yes かNoで答えるのだから、shipを答えるのであれば、What is this?と問うべきだとなる。

 

まあ、文句ばかり言って仕方がない。

大切なのは、「このように問われれば、このように答える」というその問いに対する解答の仕方を覚えることなのである。できる生徒はすぐに覚えてしまい、次からは間違えない。しかし、できない生徒は、なかなかこれができない。挙句の果ては問題にケチを付ける有様である。目の前に現れる問題は素直に受け入れ、考え方や解き方をしっかり身につけて欲しいものだ。そのために塾に通うのだから。

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さて、夏期講習が近づいてきました。

間もなく詳細を公表します。

お気軽にお問い合わせください。

今年の中3講習はは新しい試みを取り入れてみます。

 

進学塾teTsu/0742-51-6400/奈良富雄